ピンケルニッヒが今季6勝目 ニカ・プレヴツが初戴冠 伊藤有希は総合4位でシーズンを終える
28th World Cup Competition
Official Results
| 1 | エバ・ピンケルニッヒ（AUT） | 244.9pt |
| 2 | アレクサンドリア・ルティト（CAN） | 242.1pt |
| 3 | ニカ・プレヴツ（SLO） | 235.6pt |
| 4 | 高梨 沙羅（クラレ） | 232.2pt |
| 8 | 伊藤 有希（土屋ホームｽｷｰ部） | 219.3pt |
| 18 | 丸山 希（北野建設SC） | 204.1pt |
キャンセルとなった蔵王なのかルシュノフなのかの代替試合。
代替試合ではあるがシーズンファイナルの扱いとなるようで、出場はWCスタンディングの上位30名。
クバンダル、オプセット、勢藤優花などは上位30以内ではあるもののエントリーしなかった。
前戦ヴィケルスンでワールドカップ総合優勝を決めたニカ・プレヴツにとっては凱旋試合。
最後は勝利で祝いたかったところだが、103.5mでヒルレコードを更新したピンケルニッヒが今季6勝目を挙げ意地を見せた。
この試合の最大の注目点は伊藤有希とルティトの総合3位対決だった。
前戦までで伊藤有希が36ptリードしていたが、8位の伊藤に対してルティトは2位となり、12pt差でルティトが逆転。
シーズンの最終盤に来てやや調子が上がらず自身3度目の総合の表彰台は逃してしまった伊藤有希。
でも開幕戦で勝利し、以降も抜群の安定感を発揮。
｢狙って勝ちに行く」を有言実行して見せた第10戦札幌の勝利は、今シーズンのハイライトだった。
伊藤有希のシーズン別総合順位
| 11/12 |
12/13 |
13/14 |
14/15 |
15/16 |
16/17 |
17/18 |
18/19 |
19/20 |
20/21 |
21/22 |
22/23 |
23/24 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 20 | 18 | 3 | 5 | 8 | 2 | 4 | 12 | 12 | 14 | 8 | 8 | 4 |
2シーズン連続未勝利となった高梨沙羅。
表彰台も第14戦ヴィリンゲン2位の1試合にとどまった。
ただ、悲壮感は見られない。この日の2本目は3位のスコア。笑顔でシーズンを締めくくれた。
13シーズン連続の総合トップ10以内。こんな選手他にいない。
高梨沙羅のシーズン別総合順位
| 11/12 |
12/13 |
13/14 |
14/15 |
15/16 |
16/17 |
17/18 |
18/19 |
19/20 |
20/21 |
21/22 |
22/23 |
23/24 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3 | 1 | 1 | 2 | 1 | 1 | 3 | 4 | 4 | 2 | 5 | 10 | 9 |
2023/24シーズン総合成績
激しい総合優勝争いを演じてきたプレヴツとピンケルニッヒ。
プレヴツの7勝に対してピンケルニッヒは6勝。
得点差は149pt。
ピンケルニッヒは膝の不調で開幕からの4試合にエントリーしていないが、その間にプレヴツが稼いだ得点は176pt。
そこをどうとらえるかは様々な考え方があるかもしれないが、いずれにしても大接戦のシーズンだった。
ワールドカップ 総合順位
| 順位 | Name | ポイント | 最高位 | 昨季順位 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ニカ・プレヴツ（SLO） | 1454 | 7勝 | （19） |
| 2 | エバ・ピンケルニッヒ（AUT） | 1305 | 6勝 | （1） |
| 3 | アレクサンドリア・ルティト（CAN） | 1030 | 2位 | （13） |
| 4 | 伊藤 有希（JPN） | 1018 | 2勝 | （8） |
| 5 | ジャクリーン・ザイフリーズベルガー（AUT） | 935 | 1勝 | （21） |
| 6 | ニカ・クリジュナル（SLO） | 893 | 1勝 | （9） |
| 7 | エイリン‐マリア・クバンダル（NOR） | 843 | 3勝 | （26） |
| 7 | ジョセフィーヌ・パニエ（FRA） | 843 | 2勝 | （16） |
| 9 | 高梨 沙羅（JPN） | 799 | 2位 | （10） |
| 10 | カタリナ・シュミット（GER） | 751 | 2位 | （2） |
| 11 | シリエ・オプセット（NOR） | 628 | 2勝 | （7） |
| 23 | 丸山 希（JPN） | 215 | 8位 | （12） |
| 25 | 勢藤 優花（JPN） | 199 | 11位 | （17） |
| 37 | 岩佐 明香（JPN） | 42 | 18位 | （57） |
| 50 | 一戸 くる実（JPN） | 8 | 27位 | （51） |
| 53 | 宮嶋 林湖（JPN） | 5 | 26位 | （35） |
| 佐藤 柚月（JPN） | 37位 | （-） | ||
| 岩崎 里胡（JPN） | 38位 | （-） |
大会別優勝者
| 1 | リレハンメル | NH | 伊藤 有希（JPN） |
| 2 | リレハンメル | LH | J.パニエ（FRA） |
| 3 | エンゲルベルク | LH | J.パニエ（FRA） |
| 4 | エンゲルベルク | LH | N・プレヴツ（SLO） |
| 5 | ガルミッシュ‐パルテンキルヘン | LH | N・プレヴツ（SLO） |
| 6 | オーベルストドルフ | LH | E.ピンケルニッヒ（AUT） |
| 7 | フィラハ | NH | N・プレヴツ（SLO） |
| 8 | フィラハ | NH | N・プレヴツ（SLO） |
| 9 | 札幌 | LH | E.ピンケルニッヒ（AUT） |
| 10 | 札幌 | LH | 伊藤 有希（JPN） |
| 11 | 蔵王 | NH | N・プレヴツ（SLO） |
| 蔵王 | NH | 中止 | |
| 12 | リュブノ | NH | E.ピンケルニッヒ（AUT） |
| 13 | リュブノ | NH | N・プレヴツ（SLO） |
| 14 | ヴィリンゲン | LH | J.ザイフリーズベルガー（AUT） |
| 15 | ヴィリンゲン | LH | S.オプセット（NOR） |
| ルシュノフ | NH | 中止 | |
| ルシュノフ | NH | 中止 | |
| 16 | ヒンツェンバッハ | NH | E.ピンケルニッヒ（AUT） |
| 17 | ヒンツェンバッハ | NH | E.ピンケルニッヒ（AUT） |
| 18 | ラハティ | LH | N.クリジュナル（SLO） |
| 19 | オスロ | LH | S.オプセット（NOR） |
| 20 | オスロ | LH | E-M.クバンダル（NOR） |
| 21 | トロンハイム | NH | E-M.クバンダル（NOR） |
| 22 | トロンハイム | LH | N・プレヴツ（SLO） |
| ヴィケルスン | FH | 中止 | |
| 23 | ヴィケルスン | FH | E-M.クバンダル（NOR） |
| 24 | プラニツァ | NH | E.ピンケルニッヒ（AUT） |
シーズン別勝利者数
| 11/12 （13） |
12/13 （16） |
13/14 （18） |
14/15 （13） |
15/16 （17） |
16/17 （19） |
17/18 （15） |
18/19 （24） |
19/20 （16） |
20/21 （13） |
21/22 （19） |
22/23 （26） |
23/24 （24） |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 4 | 6 | 3 | 4 | 3 | 4 | 4 | 6 | 5 | 4 | 7 | 8 | 8 |
※ （ ）は実施試合数。
RAW AIR 総合順位
| 1 | エイリン‐マリア・クバンダル（NOR） | 1790.4 |
| 2 | シリエ・オプセット（NOR） | -152.0 |
| 3 | エバ・ピンケルニッヒ（AUT） | -155.5 |
| 4 | カタリナ・シュミット（GER） | -190.8 |
| 5 | ニカ・プレヴツ（SLO） | -211.4 |
| 8 | 高梨 沙羅（JPN） | -255.6 |
| 11 | 伊藤有希（JPN） | -344.5 |
| 13 | 丸山希（JPN） | -399.6 |
| 19 | 勢藤優花（JPN） | -762.5 |
| 32 | 岩佐明香（JPN） | -1048.2 |
| 42 | 一戸くる実（JPN） | -1371.7 |
団体戦 大会別優勝国
| 1 | 蔵王 | Super Team NH | スロベニア | 日本4位 |
ネイションズカップ総合順位
| 1 | オーストリア | 3891 |
| 2 | スロベニア | -449 |
| 3 | 日本 | -1505 |
| 4 | ノルウェー | -1611 |
| 5 | ドイツ | -1924 |
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