スキージャンプFISワールドカップ2023/24女子個人第2戦リレハンメル

パニエがワールドカップ初優勝 高梨6位 伊藤7位

2023/24スキージャンプワールドカップ
2nd World Cup Competition
  • 2023年12月3日(日)
  • リレハンメル(NOR)
  • HS140/K123

Official Results

1  ジョセフィーヌ・パニエ(FRA) 272.4pt
2  アレクサンドリア・ルティト(CAN) 267.5pt
3  エイリン‐マリア・クバンダル(NOR) 252.8pt
 
6  高梨 沙羅(クラレ) 245.4pt
7  伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 241.7pt
26  丸山 希(北野建設SC) 168.2pt
35  勢藤 優花(北海道エネルギースキー部) 72.3pt
   一戸 くる実(CHINTAIスキークラブ) 予選41位
   宮嶋 林湖(松本大学) 予選51位

予選リザルト 本戦リザルト


前日のNHで自己最高位を一つ更新し2位となったパニエが、たった1日でさらに更新しワールドカップ初優勝を遂げた。

1本目で、この日唯一のHSオーバーとなる140.5mをきれいなテレマークで決めトップに立つと、2本目はルティトのプレッシャーを受けながらも逃げきった。

2018/19シーズンにWCデビューした21歳。
これまでに81戦に出場し2021/22ヒンツェンバッハで3位となり初表彰台。
この2日間で一気に階段を駆け上がり、イエローイブまで手に入れた。
なお、フランス人としては2012/13に札幌を含む2度の優勝があるコリン・マテルに続く2人目の優勝者。

ルティトは2戦連続の表彰台。
クバンダルは今季初、通算4度目の表彰台。
表彰台の3人は21歳、19歳、21歳。このあたりの世代が今季を牽引しそう。

ちょうど12年前の2011年12月3日に、ここリレハンメルで開催された記念すべき女子ワールドカップ第1戦に出場し5位だった27歳の高梨沙羅。
開幕戦は12位だったが、この日は6位。
毎シーズンいろいろなことを試しているので、シーズンごとにアプローチも踏切も空中もフォームが異なって見えるが、今季もバータイネンの指導のもと自分のジャンプを模索中のようだ。

高梨より2ヵ月遅れの2012年2月4日にヒンツェンバッハでワールドカップデビューを果たし19位だった29歳の伊藤有希。
初めてイエロービブを纏って臨んだ試合は手堅くまとめて7位。
総合3位につけている。

昨季は史上最多の8人の優勝者を出した女子WC。
今季は開幕2試合で二人の優勝者。
次は誰だ。

WC総合順位

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