ザイフリーズベルガーが11季ぶりの勝利 高梨沙羅は今季初表彰台
Official Results
1 | ジャクリーン・ザイフリーズベルガー(AUT) | 161.4pt |
2 | 高梨 沙羅(クラレ) | 157.3pt |
3 | カタリナ・シュミット(GER) | 152.8pt |
8 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 134.4pt |
17 | 勢藤 優花(北海道エネルギースキー部) | 117.4pt |
時として2.0m/sを超える強すぎる向かい風。加えて雨が降り続く。
この台はクーリングシステムによるアイストラックを持たず、従来型の雪を固めて溝を切る助走路。
雨の影響は計り知れず、おそらくはアプローチに相当の難しさがあったのではないだろうか。
この風と雨により試合はかなり荒れた。
1本目と2本目での順位の乖離が大きく、まるで二つの異なる試合を行ったかのよう。
そんな中で優勝したザイフリーズベルガー。
今季は個人第6戦オーベルストドルフで7シーズンぶりの表彰台を獲得し、一桁順位も7試合を数えるなど好調なシーズンを送ってきた。
しかし、まさか優勝できるとは。
緑のラインをはっきりと越えたことで本人も優勝を確信してはいただろうが、飛び終えたときは意外とクールに控えめなガッツポーズ。
しかし、得点が表示され優勝が確定すると喜びを爆発させた。
通算2勝目。
初優勝は札幌宮の森。
11年の時を隔てて奇しくも同じ2月3日。
昨季は、伊藤有希、高梨沙羅そして丸山希による日本女子初の表彰台独占の舞台となったヴィリンゲン。
その時は勢藤優花も10位となり、混合団体では伊藤有希が驚愕の154.5mの大ジャンプを披露するなど、チーム全体として相性は悪くないはず。
その舞台で高梨沙羅が今季初表彰台。
1本目で7位とまずまずの位置につけていたが、2本目はこの日全体で4人しか出していないK点ジャンプにして最長不倒タイの130.5m。
高梨の表彰台は13シーズン連続。通算116回目。
高梨沙羅は総合順位を二つあげて8位に浮上。
また、この日8位の伊藤有希は、15位だった総合首位ニカ・プレヴツとの差を16pt縮め総合2位を維持。
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