ペテル・プレヴツがドラマチックな勝利 小林陵侑はWC総合2位が確定
Official Results
1 | ペテル・プレヴツ(SLO) | 452.1pt |
2 | ダニエル・フーバー(AUT) | 448.5pt |
3 | ヨハン-アンドレ・フォルファン(NOR) | 441.3pt |
9 | 小林 陵侑(TEAM ROY) | 414.2pt |
22 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 389.0pt |
26 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 377.7pt |
29 | 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) | 362.9pt |
佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 予選52位 |
筋書きのあるドラマ。
引退を発表してから覚醒していたペテル・プレヴツ。
第21戦オーベルストドルフで2位となり2シーズンぶりの表彰台に立ったのを皮切りに、第22戦オーベルストドルフ、第24戦ラハティ、第27戦トロンハイムと4度の2位表彰台。
これだけでも出来過ぎたストーリー。
最後はプラニツァで勝つ筋書きを、願望としては誰もが頭に描いてはいただろうけれど、まさか本当にそんなストーリーが待っていようとは。
1本目でこの日の最長不倒である237.5mで2位につけると、2本目ではフォルファン、ザイツ、フーバーが敬意を示してくれた。
もっとも彼らが敬意を示そうが示すまいがペテルは2本目でも最長の231.0m。飛型点は多少のご祝儀はあったかもしれないが、堂々たる勝利だ。
2015/16に15勝を挙げ総合優勝に輝いたペテルではあるが、その後は勝利に恵まれていない。
翌2016/17札幌、そこから3シーズンぶりの2019/20リレハンメル、そしてそこから4シーズンぶりとなる今回の勝利。
最後の最後に一花咲かせることができるこんな選手はなかなかいない。
これが通算24回目の勝利。
区切りの良いところで25回目の勝利で引退の花道を飾ろう。
今のペテルにはそれが全然普通にできてしまいそうな勢いがある。
なお、ペテルはフライング総合で4位から2位に浮上。
また、WC総合では5位が確定した。
Planica7 総合順位(暫定)
1 | ダニエル・フーバー(AUT) | 655.6 |
2 | ティミ・ザイツ(SLO) | -9.4 |
3 | ペテル・プレヴツ(SLO) | -12.8 |
4 | ヨハン-アンドレ・フォルファン(NOR) | -25.6 |
5 | 小林 陵侑(JPN) | -27.4 |
Flying 総合順位(暫定)
1 | シュテファン・クラフト(AUT) | 340 |
2 | ペテル・プレヴツ(SLO) | -34 |
3 | ダニエル・フーバー(AUT) | -47 |
4 | ティミ・ザイツ(SLO) | -80 |
5 | ドメン・プレヴツ(SLO) | -186 |
ワールドカップ 総合順位(暫定)
1 | シュテファン・クラフト(AUT) | 2099 |
2 | 小林 陵侑(JPN) | -437 |
3 | アンドレアス・ヴェリンガー(GER) | -629 |
4 | ヤン・ヘール(AUT) | -959 |
5 | ペテル・プレヴツ(SLO) | -1068 |
WC総合は5位までの順位がすべて確定。
ヴェリンガーと競っていた小林陵侑は総合2位が確定したことになる。
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