スキージャンプFISワールドカップ2021/22混合団体第2戦オスロ

スロベニアが敵なしの強さ 日本は4位

2022年3月4日(土)オスロ(NOR)HS134/K120

22nd/29th World Cup Competition

1 スロベニア 942.9pt
ボガタイ、コス、クリジュナル、ザイツ
2 オーストリア 867.7pt
クロイツァー、フェットナー、クラマー、クラフト
3 ノルウェー 866.9pt
ストローム、ヨハンソン、オプセット、グランネル
 
4 日本 847.5pt
高梨沙羅、佐藤幸椰、伊藤有希、小林陵侑
5 ドイツ 832.9pt
6 フィンランド 612.1pt
7 ポーランド 583.7pt
8 カナダ 573.6pt

オフィシャル リザルト


1本目の第1グループ。4番目に飛ぶはずの高梨沙羅ではなく5番ビブの選手がゲートに着く。
えっ⁉ どういうこと? 北京オリンピック混合団体の悪夢がよみがえる。
結局は、高梨がリフトに乗り遅れたということで第1グループの一番最後に飛んで一件落着。

日本は1本目を2位で折り返し表彰台の期待も大きかったが、2本目はオーストリア、ノルウェーに逆転を許し結果は4位。
いつもはビタリと決まる小林陵侑のスキーが随分と激しく上下に動いていた通り、数値に表れない良くない風が吹いているらしい。

この風に苦しめられた選手が目立った印象だが、そんな中で別格の力を見せつけたのがスロベニア。
2位オーストリアに75.2ptもの差をつけての圧勝。

五輪前のヴィリンゲンでも62.9pt差をつけて圧勝したが、その時のメンバーはクリネツ、C.プレブツ、ボガタイ、ラニセク。
その際に「今回のメンバー以外でもクリジュナル、コス、ザイツをチョイスしても同等の強さのチームを組めるぐらいにタレントが揃っている」と書いたが、この日の試合はまさにそうで、ボガタイ以外はすべて入れ替わったが強さは全く変わらなかった。

今回のチーム構成は北京五輪の金メダルメンバーが中心ではあったが、P.プレヴツがザイツに替わったがやはり強さは変わらない。
これでこの冬の混合団体は3戦全勝。
シーズン中にもう何試合かやったとしてもスロベニアに勝てるチームは無いと断言できるほどに強さが際立っている。

混合団体 日本の全成績
2012.08.14 GP クーシュベル 1位 伊藤、高梨、葛西、渡瀬
2012.08.18 GP ヒンターツァルテン 2位 高梨、岩渕、清水、渡瀬
2012.11.23 WC リレハンメル 2位 伊藤、渡瀬、高梨、竹内
2013.02.24 WSC バルディフィエンメ 1位 伊藤、伊東、高梨、竹内
2013.07.27 GP ヒンターツァルテン 1位 伊藤、葛西、高梨、渡瀬
2013.08.14 GP クーシュベル 2位 伊藤、渡瀬、高梨、竹内
2013.12.06 WC リレハンメル 1位 伊藤、伊東、高梨、竹内
2015.02.22 WSC ファルン 3位 高梨、葛西、伊藤、竹内
2017.02.26 WSC ラハティ 3位 高梨、竹内、伊藤、伊東
2018.09.08 GP チャイコフスキー 1位 丸山、佐藤幸、高梨、小林潤
2019.03.02 WSC ゼーフェルト 5位 伊藤、佐藤幸、高梨、小林陵
2019.07.27 GP ヒンターツァルテン 2位 丸山、小林潤、高梨、佐藤慧
2021.02.20 WC ルシュノフ 4位 丸山、佐藤幸、高梨、小林陵
2021.02.28 WSC オーベルストドルフ 5位 伊藤、佐藤幸、高梨、小林陵
2021.09.12 GP チャイコフスキー 4位 櫻井、渡部陸、宮嶋、伊東
2022.01.28 WC ヴィリンゲン 5位 伊藤、中村、岩渕、佐藤幸
2022.02.07 OWG 北京 5位 高梨、佐藤幸、伊藤、小林陵
NEW WC オスロ 4位 高梨、佐藤幸、伊藤、小林陵

WC国別総合順位