2019 FISノルディックスキー世界選手権ゼーフェルト 混合団体NH

 ドイツ混合団体3連覇 今大会の団体戦を全制覇

2019年3月2日(土) ゼーフェルト(AUT)HS109/K99

Normal Hill Mixed Team

 ドイツ  1012.2pt 491.0pt 1位 521.2pt 1位
 アルトハウス  126.5pt 1位  123.9pt 2位
 アイゼンビヒラー  121.6pt 3位  135.0pt 1位
 ザイファルト 115.9pt 2位  125.3pt 3位
 ガイガー  127.0pt 1位  137.0pt 2位
 オーストリア  989.9pt  487.1pt 2位  502.8pt 2位
 ピンケルニッヒ  123.1pt 2位  132.1pt 1位
 アッシェンバルド  131.3pt 2位  117.3pt 7位
 イラシュコ-シュトルツ  117.0pt 1位  123.1pt 4位
 クラフト  115.7pt 4位  130.3pt 4位
 ノルウェー  938.4pt 440.0pt 4位 498.4pt 3位
 ストローム 105.7pt 5位  115.8pt 5位
 ヨハンソン  121.6pt 3位  123.3pt 3位
 ルンビ  112.8pt 3位  132.1pt 1位
 ストエルネン  99.9pt 10位  127.2pt 5位
 
4  スロベニア  930.8pt    
5  日本  928.6pt 437.3pt 5位 491.3pt 5位
 伊藤 有希 110.3pt 4位  108.6pt 6位
 佐藤 幸椰  118.2pt 5位  121.6pt 4位
 高梨 沙羅  94.9pt 8位  115.9pt 5位
 小林 陵侑  113.9pt 5位  145.2pt 1位
6  ポーランド  914.9pt    
7  ロシア  896.2pt    
8  イタリア  801.4pt    

オフィシャル リザルト


 

WC優勝経験者を4人そろえた唯一のチームであるドイツがオーストリアとの激しい優勝争いを制した。
ドイツはこの種目で2015ファルン2017ラハティに続く3大会連続の金メダル。
またこの大会の団体戦3試合をすべて制した。

 

ともすれば余興扱いされることもあったこの種目。2022北京五輪での正式採用が決定したこともあってか今大会では各国完全なる本気モード。ドイツだけでなくどのチームもエースを温存するなど野暮なことは行わずに最強の4人を選抜してきた。
アイザイとアルトハウスだったり、イラシュコとクラフトだったりが同じ画面に収まっているだけでワクワクしてくる。

 

試合も非常に見ごたえがあった。ドイツvsオーストリアの金メダル争いはもちろん、ノルウェーvsスロベニアvs日本の銅メダル争いも面白かった。

 

日本は、2012年にGPで初採用されて以降これで11戦目になる混合団体において、これまで10戦5勝、表彰率100%と得意種目としていたが、残念ながら初めて表彰台を逃すこととなった。
試合後のインタビューでの高梨沙羅はまるで謝罪会見のようだったが、これまでの10戦に全て出場し5つの勝利と表彰率100%に立派に貢献してきた。いや、立役者だった。
そんなに謝らなくてもいいのにね。

 

 日本の混合団体の成績    
2012.08.14 GP クーシュベル 1位 伊藤、高梨、葛西、渡瀬
2012.08.18 GP ヒンターツァルテン 2位 高梨、岩渕、清水、渡瀬
2012.11.23 WC リレハンメル 2位 伊藤、渡瀬、高梨、竹内
2013.02.24 WM バルディフィエンメ 1位 伊藤、伊東、高梨、竹内
2013.07.27 GP ヒンターツァルテン 1位 伊藤、葛西、高梨、渡瀬
2013.08.14 GP クーシュベル 2位 伊藤、渡瀬、高梨、竹内
2013.12.06 WC リレハンメル 1位 伊藤、伊東、高梨、竹内
2015.02.22 WM ファルン 3位 高梨、葛西、伊藤、竹内
2017.02.26 WM ラハティ 3位 高梨、竹内、伊藤、伊東
2018.09.08 GP チャイコフスキー 1位 丸山、佐藤、高梨、小林潤
2019.03.02 WM ゼーフェルト 5位 伊藤、佐藤、高梨、小林陵

 

クバツキが112.0mのビッグジャンプを見せ、陵侑はそれを上回る113.0mのスーパージャンプを見せた。
前日の個人NHで明暗の分かれた二人だが、これで全てを打ち消してくれたようにも思える。
どちらも素晴らしい選手。

 


 

2019 FISノルディックスキー世界選手権ゼーフェルト メダリスト一覧

 
男子個人LH アイゼンビヒラー(GER) ガイガー(GER) パイエル(SUI)
男子団体LH GER AUT JPN
女子団体NH GER AUT NOR
女子個人NH ルンビ(NOR) アルトハウス(GER) イラシュコ(AUT)
男子個人NH クバツキ(POL) ストッフ(POL) クラフト(AUT)
混合団体NH GER AUT NOR