スキージャンプFISグランプリ2025男子個人第2戦クーシュベル

バッハリンガーがグランプリ初優勝 連続2位のライムントが総合トップに

2nd Grand Prix Competition
  • 2025年8月10日(日)
  • クーシュベル(FRA)
  • HS132/K125

Official Results

1  ニクラス・バッハリンガー(AUT) 139.4pt
2  フィリップ・ライムント(GER) 137.5pt
3  ルカ・ロート(GER) 136.9pt
 
7  中村 直幹(Flying Laboratory SC) 131.8pt
16  佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) 124.2pt
22  竹内 択(team taku) 112.0pt
38  佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) 91.6pt
   小林 朔太郎(雪印メグミルクスキー部) 予選スーツ失格

予選リザルト 本戦リザルト


ニクラス・バッハリンガーがWC・GPを通じて初優勝。

2021ジュニア世界選手権の金メダリストだが、強豪オーストリアにあってその後なかなか芽が出ずWCの出場は2回のみ。
それが、開幕戦の予選でトップ、本戦で自己最高位を4つ更新する4位。この日も予選でトップを獲り、そして一気に勝利をものにした。

第52回HTBカップ FISコンチネンタルカップ2025のバッハリンガー

2位は2戦連続となるフィリップ・ライムント。これによりライムントはGP総合トップに。
3位は2023シュチルクでの3位以来2度目の表彰台となるルカ・ロート。

新フォーマット “High Five” として実施された試合だが、やはりギャンブル性は高い。

Men High Five

  • 予選を通過した50名を、5名ずつ10のグループに分ける。
  • 各グループ上位2名(計20名)と、それ以外の上位5名(ラッキールーザー)の計25名が決勝ラウンドに進出。
  • 決勝ラウンドは前のラウンドのポイントを引き継がない。つまり、決勝ラウンドの得点のみで最終結果が決まる。

いつも通りの2本合計であれば、5位のフォルファン、6位のデシュバンデンは3位のロートより上位となる。
また、4位のリンビークは1本目は16位。2本合計だと7位の中村直幹より下位となるし、1本目でトップのシモン・アマンは2本合計だとシングルに入るのではないだろうか。

まぁ、端からこういうルールなのだから言うだけ野暮だろう。
ただ、1位と2位は2本合計でも変わらないことに何故だか少し安堵感がある。

日本勢は、中村直幹が2試合連続のシングル。
竹内択は2試合連続のポイント獲得。
初戦はスーツ違反で失格となってしまった佐藤幸椰がポイント獲得。
一方、初戦3位表彰台だった小林朔太郎がスーツ違反で予選をスタートすることができなかった。

GP総合順位