新形式High Five ストレイトがGP初優勝 丸山希はGP通算6度目の表彰台

2nd Grand Prix Competition
Official Results
1 | アビゲイル・ストレイト(CAN) | 108.8pt |
2 | セリーナ・フライターク(GER) | 108.3pt |
3 | 丸山 希(北野建設SC) | 105.5pt |
4 | 高梨 沙羅(クラレ) | 104.7pt |
6 | 一戸 くる実(雪印メグミルクスキー部) | 95.1pt |
7 | 勢藤 優花(オカモトグループ) | 86.3pt |
11 | 佐藤 柚月(東京美装グループスキー部) | 75.8pt |
14 | 岩佐 明香(大林組スキー部) | 66.2pt |
新フォーマット “High Five” として実施されたクーシュベル2戦目。
Women High Five
参加32名のため予選は行われず、8つのグループは4名ずつに分かれた。
勝ったのはアビゲイル・ストレイト。WC・GPを通じて初優勝。
2位は2戦連続となるセリーナ・フライターク。
そして3位は丸山希。GPでは通算6度目の表彰台。
日本勢は、ラッキールーザーとして生き残った岩佐明香を含む全員が決勝ラウンドに進出。
2戦連続4位となった高梨沙羅のほか、一戸くる実、勢藤優花が2戦連続のシングル。2戦連続で全員がポイント獲得となった。
もっとも、参加32名の全員がポイントを獲得しているけれど。
もとより予想されていた通りギャンブル性の強いフォーマット。
いつも通りの2本合計であればニカ・プレヴツが優勝なのだが、端からこういうルールなのだから言うだけ野暮だろう。
ただ、スキージャンプ競技が2本合計で競われるのは、風向風速をはじめ雪や雨といった条件を少しでも平準化する意図があってのことだと理解している。
つまりギャンブル性を少しでもなくそうという意図があると思うのだが、このフォーマットは真逆の発想により意図的に番狂わせを起こそうという趣旨があると感じられる。実際プレヴツは5位に終わった。
これは好みが分かれそう。
決勝ラウンド進出が20名(男子は25名)なのに、そのラウンドを飛んでいない10名(男子は5名)にも最初のラウンドの結果に応じてポイントが与えられることに違和感があることも含めて、個人的にはあまり好みではないかなというのが正直な気持ち。
言うだけ野暮だけど。