スキージャンプFISグランプリ2025女子個人第4戦ヴィスワ

ニカ・プレヴツが異なる試合形式を連勝し今季3勝目 連続2位の丸山希は3試合連続の表彰台

4th Grand Prix Competition
  • 2025年8月17日(日)
  • ヴィスワ(POL)
  • Large Hill High Five
  • HS134/K120

Official Results

1  ニカ・プレヴツ(SLO) 126.2pt
2  丸山 希(北野建設SC) 117.5pt
3  アビゲイル・ストレイト(CAN) 116.4pt
 
4  高梨 沙羅(クラレ) 105.0pt
6  佐藤 柚月(東京美装グループスキー部) 100.8pt
9  一戸 くる実(雪印メグミルクスキー部) 95.1pt
12  勢藤 優花(オカモトグループ) 93.2pt
17  岩佐 明香(大林組スキー部) 85.8pt

本戦リザルト


ニカ・プレヴツが2連勝で今季3勝目。
丸山希が2戦連続2位で3試合連続の表彰台。
アビゲイル・ストレイトは2試合連続、かつ、今季3度目の3位。
高梨沙羅は4試合連続の4位。

土曜と日曜で1位から4位までは全く同じ並び。
されども試合形式は全く異なり、土曜は通常のフォーマットで日曜はHigh Five。
High Five初実施となったクーシュベルでは “ギャンブル性の強いフォーマット” と書いたが、ヴィスワでの2日間の結果を見ると、あながちそうとも言い切れないのかもしれない。

前日にWC・GPを通じて初のシングルとなる5位だった佐藤柚月は、2日連続のシングル。
一方で、勢藤優花は1本目で5位だったものの、その得点は引き継がないHigh Fiveゆえに12位となり、今季初めてシングルを逃した。

日本勢は開幕から4試合連続で全員が20位以内の好成績で第1次遠征を終了する。
高梨沙羅を除く5名は、22日・23日のサマー蔵王大会のエントリーリストに名を連ねている。

ここまでの4試合で目を引いたのはアンナ・ツァルドシュ(POL)。
開幕戦1本目で上位進出の可能性がありながらもスキーの長さ違反で失格となってしまっていたが、その後の試合で9位→7位と来て、この日は5位。

今までの最高位はWCで15位、GPで12位だったツァルドシュだが、この夏一気に上位争いに絡んできた。
キンガ・ライダが去り、ニコル・コンデルラがやや足踏みする中、ツァルドシュの力でポーランド女子は今度こそ強豪国の仲間入りができるか。

GP総合順位