2017 FISノルディックスキー世界選手権ラハティ 混合団体NH

ドイツが圧勝で金 日本は2大会連続の銅

2017年2月26日(日) ラハティ(FIN)HS100/K90 

Mixed Normal Hill Team 

金 ドイツ 1035.5pt(508.6pt 1位 526.9pt 1位)
  フォークト(129.2pt 1位 126.0pt 1位)
  アイゼンビヒラー(126.9pt 1位 137.1pt 1位)
  ビュルト(120.0pt 3位 120.1pt 5位)
  ヴェリンガー(132.5pt 2位 143.7pt 1位)

銀 オーストリア 999.3pt(490.7pt 2位 508.6pt 2位)
  イラシュコ‐シュトルツ(113.3pt 3位 116.7pt 3位)
  ハイベック(117.6pt 3位 131.7pt 2位)
  ザイフリーズベルガー(125.6pt 1位 121.4pt 2位)
  クラフト(134.2pt 1位 138.8pt 2位)

銅 日 本 979.7pt(482.2pt 3位 497.5pt 4位)
  高梨 沙羅(119.3pt 2位 118.3pt 2位)
  竹内 択(116.3pt 4位 120.8pt 5位)
  伊藤 有希(125.4pt 2位 125.0pt 1位)
  伊東 大貴(121.2pt 4位 133.4pt 4位)

 

4 スロベニア 961.4pt
  クリジュナル、ラニセク、クリネツ、P.プレヴツ

5 ノルウェー 877.8pt
  オプセット、タンデ、ルンビ、ストエルネン

6 ロシア 791.8pt
  バラニコワ、コルニロフ、アバクモワ、クリモフ

7 イタリア 848.1pt
  ルンガルディエール、コロレド、マルジナー、ブレサドラ

8 USA 802.2pt
  イングランド、グラスダー、ヘンドリクソン、ビックナー

 

オフィシャル リザルト

 


 

2012年にGPで初採用されて以降、これで9戦目になる混合団体。
9戦4勝、そして表彰率100%と、完全に日本のお家芸。
世界選手権としては今回で3戦目。過去2大会は金と銅。はたして今回は-

 

 日本の混合団体の成績    
2012.08.14 GP クーシュベル 1位 伊藤、高梨、葛西、渡瀬
2012.08.18 GP ヒンターツァルテン 2位 高梨、岩渕、清水、渡瀬
2012.11.23 WC リレハンメル 2位 伊藤、渡瀬、高梨、竹内
2013.02.24 WSC バルディフィエンメ 1位 伊藤、伊東、高梨、竹内
2013.07.27 GP ヒンターツァルテン 1位 伊藤、葛西、高梨、渡瀬
2013.08.14 GP クーシュベル 2位 伊藤、渡瀬、高梨、竹内
2013.12.06 WC リレハンメル 1位 伊藤、伊東、高梨、竹内
2015.02.22 WSC ファルン 3位 高梨、葛西、伊藤、竹内

 

 

考えられる最高の結果を出したんじゃないかな。
ドイツには総合力で明らかに劣っていたし、オーストリアに対しては勝機がなくはなかったと思うけど、ザイフリーズベルガーが今季一番ともいえるジャンプを2本揃えてくれちゃったりしたからね。

 

フォークトはやはり強かった。たしかに沙羅は風に嫌われたけれど、それをものともしなかったのが昨年までの沙羅。ここまで飛距離で差をつけられ、テレマークまで微妙となると・・・
加えて、金メダリストと紙一重のヴェリンガーと過去最高レベルに覚醒中のアイゼンビヒラーが相手では大貴と択も分が悪すぎた。沙羅と同様に竹内も風に嫌われたこともあるしね。

 

個人的には、混合団体は割と気楽に楽しんで見られたし、チームメートを応援する沙羅ちゃんの姿が、個人戦の結果を引きずるような感じでもなく、意外と明るく楽しそうだったんで安心できた。
いずれにしても、金メダルを取るはずが銅メダルになったわけではなく、獲れない可能性も高くあった物が獲れたわけだから、心の底から大喜びすべきことだと思う。