2014/15 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第29戦オスロ

フロイントが破竹の4連勝で首位固め 葛西紀明は6戦ぶりの表彰台

2015年3月15日(日)オスロ(NOR)HS134/K120

① セヴェリン・フロイント(GER) 258.9pt(132.0m 128.0m)
② 葛西 紀明(土屋ホーム) 254.9pt(128.5m 128.5m)
=③ ぺテル・プレヴツ(SLO) 251.5pt(121.5m 134.5m)
=③ カミル・ストッフ(POL) 251.5pt(124.0m 134.0m)

11 栃本 翔平(雪印メグミルク) 234.5pt(127.0m 123.0m)
20 竹内 択(北野建設) 222.3pt(129.5m 121.5m)

36 伊東 大貴(雪印メグミルク) 100.6pt(116.5m)
39 小林 潤志郎(雪印メグミルク) 96.5pt(119.0m)
48 作山 憲斗(北野建設) 81.3pt(107.0m)

 



基本は向かい風。
頻繁に赤くなり、時として追い風に変わる。
飛び終えて不満そうな仕草を見せる選手が目立ったので、ひょっとすると数値とは違う風が吹いているのかな。

 

総合トップをうかがうプレヴツは1本目で17位とまさかの出遅れで思わず両手で顔を(メットを)覆った。
確かに条件は良くない方ではあったけどここまで失速するとはね。
やはり数値に見えない風があったのかな?
万事休すと思いきや、2本目はトップとなるヒルサイズオーバー。
同じく2本目にヒルサイズを飛んだストッフと並んで表彰台を掴み取った。

 

総合トップのフロイントは破竹の4連勝で今季9勝目。
2位プレヴツとの差を94ptに開いた。
2本目はそれほど距離を伸ばせず5位だったけど、その分しっかりとテレマークを入れて逃げ切った。

 

総合3位のシュテファン・クラフトは5位。
1本目は3位だったんだけど2本目は飛距離を伸ばせなかった。
数字の上ではまだ総合タイトル獲得は可能だけど・・・

 

1本目を2位で折り返しワクワクさせてくれた葛西紀明は、その順位をキープ。
飛びぬけた飛距離は出ないものの、踏切から空中への動作がスムーズで観ていて安心感があった。
何よりも、2本ともしっかりとテレマークを決められるようになったのが大きい

葛西の表彰台は約1か月前のビケルスンのフライング以来となる今季6回目。

 

栃本翔平は1本目7位で折り返してびっくりさせてくれた。
長いこと3位ぐらいに名前残っていたしね。
結果は惜しくもトップ10入りならず。
それでも11位は今季最高位。

 

前日の試合後に弱気なコメントを残した伊東大貴。
お得意の飄々としたジョークだと受け取りたいけど・・・
最後のフライングで暗雲を吹き飛ばしてもらいたい。

 

それにしても、この観客の半分、いや3分の1、いや5分の1でいいから女子も観に行ってほしかったよね。
2013年は男女同日開催だったけど(こちら)、もうできないのかな?

 

 

総合順位 (現時点)
セヴェリン・フロイント(GER)1643
ぺテル・プレヴツ(SLO)1549
シュテファン・クラフト(AUT)1468
アンデシュ・ファンネメル(NOR)1124
ロマン・コウデルカ(CZE)11041up
ミハエル・ハイベック(AUT)10811down
葛西 紀明(JPN)1060
ルネ・ベルタ(NOR)748
カミル・ストッフ(POL)743
10グレゴア・シュリーレンツァウアー(AUT)688