High Fiveの醍醐味か ワシリエフがカザフスタンに初表彰台をもたらす バッハリンガーは今季2勝目

4th Grand Prix Competition
Official Results
1 | ニクラス・バッハリンガー(AUT) | 129.5pt |
=2 | ダニル・ワシリエフ(KAZ) | 119.3pt |
=2 | ウラジミール・ゾグラフスキ―(BUL) | 119.3pt |
9 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 108.6pt |
16 | 小林 朔太郎(雪印メグミルクスキー部) | 105.3pt |
19 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 100.9pt |
28 | 竹内 択(team taku) | 103.6pt |
41 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 91.2pt |
これがHigh Fiveの醍醐味だろうか。
ダニル・ワシリエフがカザフスタンにWC・GPを通じて史上初の表彰台をもたらした。
2021年にWCデビューした21歳のワシリエフは、既にWC個人戦35試合、GP個人戦29試合のキャップ数があるが、最高位はWC18位、GP9位だった。
今シーズンは開幕から14位、14位、17位と好調な入りだったが、まさか表彰台に上るとは。
この日の1本目は19位。通常通り2本合計であれば表彰台に届かなかったが、High Fiveはこうした番狂わせを狙ったフォーマット。
ワシリエフは会心の一本で歴史に名を遺したが、予選でも2位だったので決してフロックではない。
1本目24位だったピオトル・ジワも会心の1本で4位。
一方で、1本目5位だったグレゴール・デシュバンデンは14位。1本目3位だった小林朔太郎は16位。
優勝は今季2勝目となるニクラス・バッハリンガー。2つの勝利はいずれもHigh Fiveによるもの。
前日はスーツの違反で失格だった2023年GP総合優勝者のウラジミール・ゾグラフスキ―が、GP通算9回目の表彰台となる同点2位。
なお、日本チームのうち中村直幹を除く4名は、22日・23日のサマー蔵王大会のエントリーリストに名を連ねている。