スキージャンプFISワールドカップ2021/22混合団体第1戦ヴィリンゲン

スロベニア 60pt以上の差で圧勝 両エース不在の日本は5位

2022年1月28日(金)ヴィリンゲン(GER)HS147/K130

14th/22nd World Cup Competition

1 スロベニア 862.6pt
クリネツ、C.プレブツ、ボガタイ、ラニセク
2 ノルウェー 799.7pt
ビョルセット、グランネル、オプセット、リンビーク
3 オーストリア 779.5pt
ピンケルニッヒ、フーバー、クラマー、クラフト
 
4 ドイツ 778.4pt
5 日本 724.0pt
伊藤有希、中村直幹、岩渕香里、佐藤幸椰
6 ポーランド 563.1pt
7 フランス 510.9pt
8 ロシア 460.0pt

オフィシャル リザルト


混合団体のラージヒルでの開催は、2013年GPクーシュベル、2018年GPチャイコフスキー、2021年GPチャイコフスキーに続く4度目で、WCではこれが初開催。
しかもその舞台に選ばれたのが、ラージヒルとしては最大級でミニフライングとしての趣もあるヴィリンゲン。女子はWC・GPを通じて初めてここを飛ぶことになる。

そのこともあってか、あるいは五輪直前ということもあってか、この地に集まった女子選手は28名のみ。
五輪直前の週でも試合が組まれるのはいつものことなので別に構わないが、それがヴィリンゲンであるのは女子にとってはあまり望ましくないことではなかったか。

日本勢でも高梨沙羅が、1週間後にNHで行われる北京五輪に備えて感覚が変わることを嫌ってこの大会をスキップ。同じ理由からか勢藤優花もスキップした。
また、疲労回復の意図があったか小林陵侑が混合団体のメンバーから外れた。
よって、日本は男女の両エースを欠いての戦いとなった。

勝ったのはスロベニア。2位に62.9pt差をつけての圧勝。
今回のメンバー以外でもクリジュナル、コス、ザイツをチョイスしても同等の強さのチームを組めるぐらいにタレントが揃っている。
混合団体は五輪で初採用されているが、スロベニアが金メダルの筆頭候補であることは確かだと思う。

混合団体 日本の全成績
2012.08.14 GP クーシュベル 1位 伊藤、高梨、葛西、渡瀬
2012.08.18 GP ヒンターツァルテン 2位 高梨、岩渕、清水、渡瀬
2012.11.23 WC リレハンメル 2位 伊藤、渡瀬、高梨、竹内
2013.02.24 WSC バルディフィエンメ 1位 伊藤、伊東、高梨、竹内
2013.07.27 GP ヒンターツァルテン 1位 伊藤、葛西、高梨、渡瀬
2013.08.14 GP クーシュベル 2位 伊藤、渡瀬、高梨、竹内
2013.12.06 WC リレハンメル 1位 伊藤、伊東、高梨、竹内
2015.02.22 WSC ファルン 3位 高梨、葛西、伊藤、竹内
2017.02.26 WSC ラハティ 3位 高梨、竹内、伊藤、伊東
2018.09.08 GP チャイコフスキー 1位 丸山、佐藤幸、高梨、小林潤
2019.03.02 WSC ゼーフェルト 5位 伊藤、佐藤幸、高梨、小林陵
2019.07.27 GP ヒンターツァルテン 2位 丸山、小林潤、高梨、佐藤慧
2021.02.20 WC ルシュノフ 4位 丸山、佐藤幸、高梨、小林陵
2021.02.28 WSC オーベルストドルフ 5位 伊藤、佐藤幸、高梨、小林陵
2021.09.12 GP チャイコフスキー 4位 櫻井、渡部陸、宮嶋、伊東
NEW WC ヴィリンゲン 5位 伊藤、中村、岩渕、佐藤幸

WC国別総合順位(女子)

WC国別総合順位(男子)