スキージャンプFISグランプリ2025男子個人第11戦クリンゲンタール【個人総合成績】

小林陵侑がヒルサイズオーバーで2勝目 ライムントが夏の戴冠

12th Grand Prix Competition
  • 2025年10月25日(土)
  • クリンゲンタール(GER)
  • Large Hill Individual
  • HS140/K125

Official Results

1  小林 陵侑(TEAM ROY) 270.2pt
2  フィリップ・ライムント(GER) 262.9pt
3  ドメン・プレヴツ(SLO) 258.3pt
 
4  二階堂 蓮(日本ビールスキー部) 257.2pt
11  小林 朔太郎(雪印メグミルクスキー部) 226.0pt
36  中村 直幹(Flying Laboratory SC) 92.2pt
43  佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) 84.9pt

予選リザルト 本戦リザルト


小林陵侑が今季2勝目。
1本目でヒルサイズを4.0m上回る圧巻のフライトを見せ、テレマークこそ入らなかったがトップで折り返し。
やや向い風が弱まった2本目もトップの得点で勝ち切った。

今季3度目の2位となったフィリップ・ライムントは、総合で2位と43pt差があったが、98pt差に突き放して初のグランプリ(GP)総合優勝。
ドイツ勢のGP総合優勝は、1999年スベン・ハンナバルト、2012年アンドレアス・ヴァンク、2013年アンドレアス・ヴェリンガーに続く12シーズンぶり4人目。

2位からの逆転でタイトル獲得の可能性があった小林朔太郎は、1本目28位から17人捲って11位。
この日9位のニクラス・バッハリンガーを1pt差で抑えて総合2位を死守した。

先週はコンチネンタルカップ(COC)を襲来したドメン・プレヴツが今季初の表彰台。
同じく先週のCOCに出場し、夏のCOCチャンピオンとなったポーランドの18歳カツペル・トマシアクが、GP初出場で8位。


女子同様に好成績を収めた日本男子チーム。
小林朔太郎がWC・GPを通じて初の表彰台から初優勝を掴み、小林陵侑は5試合のみの出場で2勝を含む4度の表彰台に上った。
総合トップ10内には4名。

良い状態でWCの開幕を迎えられそうだし、その後のオリンピックに上手く繋げていってくれるであろうことも期待できる。

グランプリ総合順位

    pts 最高位
1  フィリップ・ライムント(GER) 490 1勝
2  小林 朔太郎(雪印メグミルクスキー部) 392 1勝
3  ニクラス・バッハリンガー(AUT) 391 2勝
4  小林 陵侑(TEAM ROY) 356 2勝
5  カミル・ストッフ(POL) 319 3位
6  中村 直幹(Flying Laboratory SC) 315 2位
7  ダヴィド・クバツキ(POL) 306 1勝
8  ヤン・ヘール(AUT) 284 2勝
10  二階堂 蓮(日本ビールスキー部) 230 3位
11  マチェイ・コット(POL) 211 1勝
15  佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) 156 8位
18  マリウス・リンビーク(NOR) 150 1勝
62  佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) 26 18位
67  竹内 択(team taku) 22 22位

GP個人総合順位

大会別優勝者

1  マリウス・リンビーク(NOR)  クーシュベル(HS132)
2  ニクラス・バッハリンガー(AUT)  クーシュベル(HS132)
3  マチェイ・コット(POL)  ヴィスワ(HS134)
4  ニクラス・バッハリンガー(AUT)  ヴィスワ(HS134)
5  ダヴィド・クバツキ(POL)  ルシュノフ(HS97)
6  小林 朔太郎(JPN)  ルシュノフ(HS97)
7  ヤン・ヘール(AUT)  バルディフィエンメ(HS109)
8  小林 陵侑(JPN)  バルディフィエンメ(HS143)
9  フィリップ・ライムント(GER)  ヒンツェンバッハ(HS90)
10  ヤン・ヘール(AUT)  ヒンツェンバッハ(HS90)
11  小林 陵侑(JPN)  クリンゲンタール(HS140)