丸山希がニカ・プレヴツに逆転で今季5勝目 勢藤優花6位 高梨沙羅9位

Official Results
| 1 | 丸山 希(北野建設SC) | 274.9pt |
| 2 | ニカ・プレヴツ(SLO) | 273.2pt |
| 3 | アンナ-オディヌ・ストローム(NOR) | 267.0pt |
| 6 | 勢藤 優花(オカモトグループ) | 256.3pt |
| 9 | 高梨 沙羅(クラレ) | 242.9pt |
| 13 | 宮嶋 林湖(松本大学) | 229.3pt |
| 19 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 215.7pt |
| 32 | 佐藤 柚月(東京美装グループスキー部) | 90.7pt |
丸山希が1本目の2位からニカ・プレヴツに逆転勝利。
勝利の決め手は飛型点だった。
1本目のニカ・プレヴツとの差は4.9pt。
2本目は共に134.0mを飛び、ウィンドファクターの差は僅かに0.1pt
しかし、丸山がしっかりと着地を決め53.0ptの飛型点を出したのに対して、プレヴツは空中でやや左のスキーが浮いた影響かテレマークを上手く入れることができず46.5ptにまで減点されてしまった。
これにより丸山が1.7pt差で逆転に成功。今季5度目の二人のワンツー対決は丸山の3度目の勝利に終わった。
丸山は今季・通算5勝目。開幕からイエロービブを守り続けている。
それにしても丸山の空中フォームは美しい。
昨シーズンより前傾が深くなったが、それでいてお腹の部分に丸みを保ち効率よく空気をためて揚力を得ているように見える。
前傾が深くなった分、以前より直線的な飛行曲線になっているように見え、着地体制への移行がスムーズになったようにも思う。
2位のニカ・プレヴツは第2戦以降、1試合の予選失格を挟んで出場7試合連続の表彰台。
3位のアンナ-オディヌ・ストロームは2試合連続、今季3度目の表彰台で総合3位につけている。
日本勢がシングルに3人以上入ったのは今季4度目。
勢藤優花が今季最高位の6位。
前の試合で失格になっているが、それが無ければ3試合連続のシングル。
この日は予選で3位でもあり、ずっと公言してきた “オリンピックのメダル” が現実味をもって聞こえてくるようになりつつある。
9位の高梨沙羅は今季6度目のシングル。一進一退だった総合順位を7位まで上げてきた。
13位の宮嶋林湖は、15位圏内のリザルトを残せるようになってきている。
一方で、佐藤柚月が4戦連続ノーポイントとなってしまった。何とか喰らい付いていってほしい。
また、伊藤有希の調子が上がらない。
この日は今季ワーストの19位。
2本とも条件が悪かったので、大きく心配することでもないと思ってはいるが…


