小林朔太郎がグランプリ初優勝 中村直幹が2位で日本は男女ともにワンツー

Official Results
1 | 小林 朔太郎(雪印メグミルクスキー部) | 237.5pt |
2 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 237.1pt |
3 | シュテファン・エンバッハ―(AUT) | 235.6pt |
10 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 227.0pt |
12 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 225.2pt |
18 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 215.4pt |
小林朔太郎がグランプリ初優勝。
今季開幕戦クーシュベルで3位となりWC・GPを通じて初の表彰台。第5戦ルシュノフで自己最高位を更新する2位表彰台。そしてここに初優勝を掴み獲った。
不安定の風の影響で、2本の順位に乖離の見られる選手がちらほら。
小林朔太郎もまさにそのうちの一人。1本目14位から、2本目は最長不倒の96.5mと最高の飛型点で13人捲っての勝利。
こんなにドキドキとライスコを凝視しながら祈り続けたのは久しぶり。
慶應義塾大学在学中まではコンバインドを主戦場としており、4年生で出場した2023ワールドユニバーシティゲームズでは個人金2つ混合団体金を含む5つのメダルを獲得。
在学中に出場した2023雪印メグミルク杯でスペシャル初優勝。
卒業後は出身地である群馬県スキー連盟に所属しスペシャルに完全転向。
2024年春に雪印メグミルクに入社し、2024/25シーズンの途中からWCチームに定着。
今ここに初優勝を遂げGP総合でも2位をキープ。2026ミラノ・コルティナ五輪代表の有力候補と目される。
スペシャル転向から瞬く間に駆け上がってきた印象がある。
「朔太郎はいずれWCで勝てる選手になると予言めいたことを書いたことがある」が、まずはGP優勝というハードルを難なくクリアしてしまった。
2位はGPで2度目の表彰台で自己最高位を一つ更新した中村直幹。
これにより、この日のルシュノフでは、男女ともに日本勢がワンツーを飾ったことになる。
3位はジュニア世界選手権で2大会連続個人金メダルのエンバッハ―。
WC・GPを通じて初の表彰台。
なお、前日に約2年半ぶりに休養から復帰したマッケンジー・ボイド=クローズが。プロローグでトップを獲った。
本戦では16位。前日の14位と併せて、その力は全く錆付いてはいない。
9/14
FISカップ第8戦アインジーデルン(SUI)
Cancelled
悪天候に見舞われたアインジーデルン。
女子のICOCは1本のみではあったが成立したけれど、男子は1本目で34人が飛んだあたりでキャンセル。
その時点でトップだった森大耀は2本目に進むるかもしれない状況だったので、なんとも悔しい。
当遠征はこれにて終了。最後は不完全燃焼。