FISノルディックスキージュニア世界選手権2025レークプラシッド女子個人

ミッツコーゲンが圧勝で金 表彰台争いに絡んだ佐藤柚月は6位 

Women Normal Hill Individual
  • 2025年2月12日(水)
  • レークプラシッド(USA)
  • HS100/K90

Official Results

 イングヴィルド-シノヴェ・ミッツコーゲン(NOR) 241.8pt
 Ingrid LAATE(NOR) 209.8pt
 タヤ・ボドライ(SLO) 200.2pt
 
6  佐藤 柚月(札幌日大高校) 191.4pt
22  岩崎 里胡(戸田建設株式会社) 151.3pt
24  坂本 季花(飯山高校) 145.9pt
25  斎藤 優(早稲田大学) 144.2pt

リザルト


優勝候補の最有力だったミッツコーゲンが金メダル。
15歳になる直前の2022年12月のリレハンメルでWCデビュー。すでに30試合のWC出場経験があり、最高位5位を含む5回のシングル順位がある。今大会の出場選手の中では実力も実績もずば抜けていた。
2位に32ptの大差をつける圧勝もうなづける。

一方、銀のLAATEは名前の読み方もよくわからない選手。
FISの大会出場は昨年9月のトロンハイムでのICOCの2試合があるだけ。しかもおそらくは開催国枠での出場で47位と38位。
そんな選手が世界選手権でいきなり銀メダル。5位からの逆転という見事な戦いぶり。

銅はボドライ。
2022年12月のリュブノでWCデビューし、すでに30試合のWC出場経験があるというミッツコーゲンとよく似たプロフィール。
違いは1つ年下であること。WC最高位は19位であること。そして何よりも2022ザコパネ銀、2024プラニツァ銅に続く世界選手権個人で3つ目のメダルを獲得であること。

日本勢最高位は3大会連続の出場となった佐藤柚月の6位。
1本目は3位と0.5pt差の4位。1本目5位のLAATEがメダルに届いたことを思うと柚月にも同じことが起こっても全然おかしくなかった。
28位、16位と来て3大会目でついにシングル順位を掴んだことは素晴らしいが、少し悔しい思いも残る6位という気はする。

2大会連続出場の岩崎里胡は22位、初出場の坂本季花は24位、同じく初出場の斎藤優は25位で全員が2本目に進出。

過去の大会の日本勢最高位
2007  竹田 歩佳(札幌日大高校) 21位
2008  伊藤 有希(下川中学校) 18位
2009  竹田 歩佳(北照大学) 7位
2010  高梨 沙羅(上川中学校) 7位
2011  伊藤 有希(下川商業高校)
2012  高梨 沙羅(上川中学校)
2013  高梨 沙羅(グレースマウンテン・インターナショナルスクール)
2014  高梨 沙羅(クラレ)
2015  勢藤 優花(旭川龍谷高校) 7位
2016  勢藤 優花(北海道メディカルスポーツ専門学校) 5位
2017  瀬川 芙美佳(下川商業高校) 14位
2018  丸山 希(明治大学) 22位
2019  大井 栞(早稲田大学) 7位
2020  久保田 真知子(飯山高校) 35位
2021  宮嶋 林湖(白馬高校) 14位
2022  中山 和(下川商業高校) 7位
2023  一戸 くる実(CHINTAIスキークラブ) 4位
2024  一戸 くる実(CHINTAIスキークラブ) 4位
2025  佐藤 柚月(札幌日大高校) 6位
大会 女子個人優勝者
2012  高梨 沙羅(JPN)
2013  高梨 沙羅(JPN)
2014  高梨 沙羅(JPN)
2015  ソフィア・チホノワ(RUS)
2016  キアラ・ヘルツル(AUT)
2017  マヌエラ・マルジナー(ITA)
2018  ニカ・クリジュナル(SLO)
2019  アンナ・スプイニョーワ(RUS)
2020  マリタ・クラマー(AUT)
2021  テア-ミニャン・ビョルセット(NOR)
2022  ニカ・プレヴツ(SLO)
2023  アレクサンドリア・ルティト(CAN)
2024  ティナ・エルザール(SLO)
2025  イングヴィルド-シノヴェ・ミッツコーゲン(NOR)
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