ミッツコーゲンが圧勝で金 表彰台争いに絡んだ佐藤柚月は6位
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Women Normal Hill Individual
Official Results
金 | イングヴィルド-シノヴェ・ミッツコーゲン(NOR) | 241.8pt |
銀 | Ingrid LAATE(NOR) | 209.8pt |
銅 | タヤ・ボドライ(SLO) | 200.2pt |
6 | 佐藤 柚月(札幌日大高校) | 191.4pt |
22 | 岩崎 里胡(戸田建設株式会社) | 151.3pt |
24 | 坂本 季花(飯山高校) | 145.9pt |
25 | 斎藤 優(早稲田大学) | 144.2pt |
優勝候補の最有力だったミッツコーゲンが金メダル。
15歳になる直前の2022年12月のリレハンメルでWCデビュー。すでに30試合のWC出場経験があり、最高位5位を含む5回のシングル順位がある。今大会の出場選手の中では実力も実績もずば抜けていた。
2位に32ptの大差をつける圧勝もうなづける。
一方、銀のLAATEは名前の読み方もよくわからない選手。
FISの大会出場は昨年9月のトロンハイムでのICOCの2試合があるだけ。しかもおそらくは開催国枠での出場で47位と38位。
そんな選手が世界選手権でいきなり銀メダル。5位からの逆転という見事な戦いぶり。
銅はボドライ。
2022年12月のリュブノでWCデビューし、すでに30試合のWC出場経験があるというミッツコーゲンとよく似たプロフィール。
違いは1つ年下であること。WC最高位は19位であること。そして何よりも2022ザコパネ銀、2024プラニツァ銅に続く世界選手権個人で3つ目のメダルを獲得であること。
日本勢最高位は3大会連続の出場となった佐藤柚月の6位。
1本目は3位と0.5pt差の4位。1本目5位のLAATEがメダルに届いたことを思うと柚月にも同じことが起こっても全然おかしくなかった。
28位、16位と来て3大会目でついにシングル順位を掴んだことは素晴らしいが、少し悔しい思いも残る6位という気はする。
2大会連続出場の岩崎里胡は22位、初出場の坂本季花は24位、同じく初出場の斎藤優は25位で全員が2本目に進出。
過去の大会の日本勢最高位 | ||
---|---|---|
2007 | 竹田 歩佳(札幌日大高校) | 21位 |
2008 | 伊藤 有希(下川中学校) | 18位 |
2009 | 竹田 歩佳(北照大学) | 7位 |
2010 | 高梨 沙羅(上川中学校) | 7位 |
2011 | 伊藤 有希(下川商業高校) | 銅 |
2012 | 高梨 沙羅(上川中学校) | 金 |
2013 | 高梨 沙羅(グレースマウンテン・インターナショナルスクール) | 金 |
2014 | 高梨 沙羅(クラレ) | 金 |
2015 | 勢藤 優花(旭川龍谷高校) | 7位 |
2016 | 勢藤 優花(北海道メディカルスポーツ専門学校) | 5位 |
2017 | 瀬川 芙美佳(下川商業高校) | 14位 |
2018 | 丸山 希(明治大学) | 22位 |
2019 | 大井 栞(早稲田大学) | 7位 |
2020 | 久保田 真知子(飯山高校) | 35位 |
2021 | 宮嶋 林湖(白馬高校) | 14位 |
2022 | 中山 和(下川商業高校) | 7位 |
2023 | 一戸 くる実(CHINTAIスキークラブ) | 4位 |
2024 | 一戸 くる実(CHINTAIスキークラブ) | 4位 |
2025 | 佐藤 柚月(札幌日大高校) | 6位 |
大会 | 女子個人優勝者 |
---|---|
2012 | 高梨 沙羅(JPN) |
2013 | 高梨 沙羅(JPN) |
2014 | 高梨 沙羅(JPN) |
2015 | ソフィア・チホノワ(RUS) |
2016 | キアラ・ヘルツル(AUT) |
2017 | マヌエラ・マルジナー(ITA) |
2018 | ニカ・クリジュナル(SLO) |
2019 | アンナ・スプイニョーワ(RUS) |
2020 | マリタ・クラマー(AUT) |
2021 | テア-ミニャン・ビョルセット(NOR) |
2022 | ニカ・プレヴツ(SLO) |
2023 | アレクサンドリア・ルティト(CAN) |
2024 | ティナ・エルザール(SLO) |
2025 | イングヴィルド-シノヴェ・ミッツコーゲン(NOR) |
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