FISノルディックスキージュニア世界選手権2025レークプラシッド男子個人

エンバッハ―が史上二人目の2大会連続の金 日本勢最高位は坂野旭飛の18位 中学生の森大耀は見事に2本目進出

Men Normal Hill Individual
  • 2025年2月12日(水)
  • レークプラシッド(USA)
  • HS100/K90

Official Results

 シュテファン・エンバッハ―(AUT) 258.1pt
 テイト・フランツ(USA)(USA) 257.7pt
 シモン・シュタインベルガー(AUT) 255.3pt
 
18  坂野 旭飛(雪印メグミルクスキー部) 208.3pt
27  森 大耀(札幌福井野中学校) 194.4pt
32  杉山 律太(東海大学) 92.7pt
38  佐々木 星語(札幌日大高校) 86.7pt

リザルト


1本目の終了時点で0.3pt差の優勝候補の二人の接戦は、逆転でエンバッハ―が金メダルを射止めた。
自国での優勝を狙ったフランツは逆転され僅か0.4pt差の銀メダルとなった。

エンバッハ―は2大会連続の金メダル。
ジュニア世界選手権の男子で2大会連続の金は93/94のヤンネ・アホネン以来の史上二人目となるはず。

昨季インスブルックで13位という衝撃のWCデビューを飾ったエンバッハ―。WC出場19試合で最高位は10位。
対するフランツは既にWC出場41試合で最高位はエンバッハ―と同じく10位。昨年のこの大会でも優勝候補の一人と目されていたが、スーツ失格の憂き目に遭ってしまっていた。

この二人に絡んで僅差の銅メダルとなったシュタインヘルガー。
昨季ビショフスホーフェンでWCデビューして48位。WC出場はその1試合だけだが、GPには3試合出場して最高位は9位。
オーストリアにはこうした若手がゴロゴロいる。

日本勢最高位は、4大会連続の出場となる坂野旭飛の18位。
社会人としては初の世界選手権だったが、出場した4大会の全てにおいて日本勢の最高位となっている。

初出場の中学3年生:森大耀たいようは見事に2本目に進み27位。
中学生の2本目進出は、2017年の二階堂 蓮(当時:江別大麻東中学校)以来となるだろうか。

2回目の出場となる杉山律太は32位。
2大会連続の佐々木星語は38位。
二人とも初の2本目進出はならなかった。

過去の大会の日本勢最高位
2007  栃本 翔平(尚志学園高校)
2008  栃本 翔平(尚志学園高校)
2009  伊藤 謙司郎(サッポロスキッド) 20位
2010  伊藤 謙司郎(サッポロスキッド) 17位
2011  小林 潤志郎(東海大学) 18位
2012  清水 礼留飛(新井高校) 13位
2013  清水 礼留飛(雪印メグミルクスキー部) 6位
2014  伊藤 将充 (下川商業高校) 33位
2015  佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) 4位
2016  小林 陵侑(土屋ホームスキー部)
2017  伊藤 将充(土屋ホームスキー部) 5位
2018  栗田 力樹(明治大学) 24位
2019  岩佐 勇研(東京美装グループスキー部) 10位
2020  二階堂 蓮(下川商業高校) 14位
2021  二階堂 蓮(東海大学) 6位
2022  坂野 旭飛(下川商業高校) 17位
2023  坂野 旭飛(下川商業高校) 12位
2024  坂野 旭飛(下川商業高校) 24位
2025  坂野 旭飛(雪印メグミルクスキー部) 18位
大会 男子個人優勝者
2012  ネイチ・デズマン(SLO)
2013  ヤカ・フバラ(SLO)
2014  ヤクブ・ヴォルネ(POL)
2015  ヨハン-アンドレ・フォルファン(NOR)
2016  ダヴィト・ジーゲル(GER)
2017  ビクトール・ポラセク(CZE)
2018  マリウス・リンビーク(NOR)
2019  トーマス-アーセン・マルケング(NOR)
2020  ピーター・レジンガー(AUT)
2021  ニクラス・バハリンガー(AUT)
2022  ダニエル・チョフェニック(AUT)
2023  ヴィルホ・パロサーリ(FIN)
2024  シュテファン・エンバッハ―(AUT)
2025  シュテファン・エンバッハ―(AUT)
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