クリジュナルが金 日本勢最高位は丸山希の22位
2018年2月2日(金) カンデルシュテッグ(SUI)HS106/K95
Ladies’ Normal Hill Individual
金 | ニカ・クリジュナル(SLO) | 262.6pt | 104.0m | 100.0m |
銀 | エマ・クリネツ(SLO) | 248.3pt | 102.0m | 94.0m |
銅 | アンナ-オディヌ・ストローム(NOR) | 231.7pt | 97.0m | 93.0m |
22 | 丸山 希(明治大学) | 165.3pt | 83.5m | 80.0m |
28 | 鴨田 鮎華(下川商業高校) | 153.7pt | 82.0m | 75.0m |
33 | 御家瀬 恋(下川商業高校) | 68.1pt | 77.5m | |
35 | 大井 栞(札幌日本大学高校) | 64.7pt | 74.0m |
女子の場合は、競技そのものの歴史が浅くまた競技人口も少ないので、ジュニア世界選手権とはいってもWCの常連選手がゴロゴロと出場してくる。
しかも、それは決して下位の選手ばかりではない。
3連覇を果たした高梨沙羅もエルズルム大会のシーズンはWC総合3位、リベレツ大会とバルディフィエンメ大会のシーズンはWC総合優勝に輝いている。
そういった選手も出場してくるのが、女子のジュニア選手権だ。
表彰台の3人も既にWCで活躍している選手。
特に金のニカ・クリジュナルは今季は現在総合10位の選手だし、銀のエマ・クリネツは過去5回の表彰台があり今季は現在総合9位の選手。
二人とも、今一番勢いのある選手と言ってよい。
なお、クリジュナルは前回大会は銅、クリネツは銀で、二人とも2大会連続のメダル獲得。
スロベニアはホントに世代交代が上手くいった。かといってブティッツやロゲリを冷遇するわけでもなく、ボガタイも含めて上手に選手を起用し結果として層が厚くなった。
これを最もうまくやったドイツも含めて、日本はお手本にすべき点も多いように思う。
地理的な不利もあり選手の入れ替えが容易でないことは理解するが、それでもやはりWCメンバーは固定しすぎのように思える。
いつも言っているが、せめてWC組が調整のためにエントリーしないときは入れ替えの派遣をすべきではないか? なせ、枠を無駄にするのか?
今回出場した丸山、鴨田、御家瀬、大井は海外のWCに派遣されたことが一度もない。
それどころか、岩佐明香、小林諭果ですら一度もない。
宮の森と蔵王の開催国枠はもちろん貴重な経験だし、ポイント獲得の大切な機会ではあるけれど、それをいくら経験させても世界の強豪と渡り合えるとは思えない。
沙羅と有希の成功にいつまでも胡坐をかいていたら、あっという間に世界から取り残されてしまうような気がする。
過去6大会 | 女子個人優勝者 |
2012 エルズルム | 高梨 沙羅(JPN) |
2013 リベレツ | 高梨 沙羅(JPN) |
2014 バルディフィエンメ | 高梨 沙羅(JPN) |
2015 アルマトイ | ソフィア・チホノワ(RUS) |
2016ルシュノフ | キアラ・ヘルツル(AUT) |
2017パークシティ | マヌエラ・マルジナー(ITA) |