フォルファンが五度目の正直で今季初優勝 二階堂蓮は8位に踏みとどまる
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Official Results
1 | ヨハン-アンドレ・フォルファン(NOR) | 259.5pt |
2 | ヤン・ヘール(AUT) | 256.6pt |
3 | ダニエル・チョフェニック(AUT) | 255.0pt |
8 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 246.8pt |
35 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 104.1pt |
39 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 101.6pt |
46 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 83.1pt |
49 | 小林 朔太郎(雪印メグミルクスキー部) | 44.5pt |
小林 陵侑(TEAM ROY) | 予選52位 |
前日は強風が吹き荒れ、午前中の女子の試合は7時間後に順延となるという波乱の幕開けとなったレークプラシッド大会。
その順延された女子の試合の直前に行われた男子予選では、なんと小林陵侑が予選落ちするというこれまた大波乱。陵侑の予選不通過は、失格を除けば2017/18エンゲルベルク以来となるはず。
せっかく設置した防風ネットがあまりいい仕事をしてくれていない。
明けて本戦。
向かい風傾向ではあるけど、上と下で随分と違う風が吹いているようでアタリハズレが凄まじい。
1本目でヨハン-アンドレ・フォルファンが130.5mを飛んだけど運営はゲートを下げることはしなかった。この時はかなり強めの向かい風の数値だったけど、続くグレゴール・デシュバンデンで弱まり、そのあとのシュテファン・クラフトでもっと弱まったので、結果的にゲートを下げない判断は正しかったか。
トップで折り返したフォルファンの2本目は微妙なラインに着地したが2.9pt差で守り切った。
直近5試合で4度あった2位を乗り越え遂に今季初優勝。
2位はヤン・ヘール。3位にダニエル・チョフェニックが続いた。
ここまではいいとして。
1本目で3位だったクリストファー=エリクセン・スンダルは2本目で109.5mに落とされて21位。
チョフェニックと同点4位だったロブロ・コスは10位に。
6位だったミハエル・ハイベックは17位まで順位を落としてしまった。
逆に21位だったアンツェ・ラニセクは2本目は2位の得点で7位にジャンプアップ。
13位だったマリウス・リンビークは2本目トップの得点で表彰台まで0.7ptに迫る4位。
まさに福引試合ではあるのだが、前述の通りゲートを変えようにも風の強弱はコロコロと変わる。
結局一度もゲート変更は行われず公平性はWFに委ねられたが、加減点で吸収しきれたとはいいがたい。
小林陵侑以外の日本勢も総じて風に好かれなかった印象。
そんな中にあって二階堂蓮は今季4度目のトップ10内となる8位。
1本目の8位から2本目は13位の得点ながら8位に踏みとどまった。
運の要素も絡んだこういう試合で順位を維持できたことは大きいと思う。