ガイガー連勝で今季4勝目 小林陵侑との差を拡げる
2022年1月23日(日) ティティゼーーノイシュタット(GER)HS142/K125
21st World Cup Competition
1 | カール・ガイガー(GER) | 282.7pt |
2 | アンツェ・ラニセク(SLO) | 280.5pt |
3 | マルクス・アイゼンビヒラー(GER) | 275.3pt |
4 | 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) | 269.9pt |
18 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 241.4pt |
25 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 218.1pt |
33 | 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) | 101.8pt |
34 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 100.6pt |
41 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 96.6pt |
2本目のラスト5人で潮目が変わったか。
1本目は追い風傾向だったが、試合が進むにつれ徐々に向かい風が吹き始め、ラスト5人のラニセクの所で向かい風が強まった。
運営はゲートを1段下げたがラニセクはHSを1.0m越える143.0mでカレントリーダーに。
次のガイガーで更に向かい風が強まりもう1段下がる。
同じく143.0m。ラニセクと同様にガイガーもHSオーバーでも難なくテレマークが決まる。
ラニセクをリーダーボードから追いやりガイガーがトップに。
しかし、続くヘールで風が落ち着き始め130.0m。
次のアイゼンビヒラーは完全に凪いでしまった。2段下がってこれではきつすぎる。
それでも134.5mまで飛距離を伸ばして見せたが、映すなよとばかりにカメラを手で払い憮然の表情。
そしてラストは小林陵侑。
アイザイよりは数値上は多少条件が良かったが131.5mにとどまり4位フィニッシュ。
これで5試合表彰台に届いていない。それでも5位以上の成績を続けているので決して悪い結果ではないのだけれど。
結果よりも気になったのが、陵侑に表情がないこと。
1本目でトップを獲っても無表情。
何かしっくりいかないことがあったのだとすればむしろ良いけど、相当疲れがたまっているのではないだろうか。
本来であれば札幌に帰って束の間とはいえホッと一息つける週末となるはずだったのに。そう思うと余計に辛い。
表彰台の顔ぶれは並びも含めて前日と全く同じ。
ガイガーは過去7試合戦ってシングルは2019/2に5位となった1回だけと相性の悪かったこの台で連勝。
今季4勝目。前日に5試合ぶりに陵侑から取り返したイエロービブを守り、その差を50pt拡げることに成功した。
次戦はヴィリンゲン。
個人戦男女2試合ずつの他に混合団体がある。
五輪の新種目ともなっているが、高梨沙羅はNHで行われる五輪と違いHS147と台がひと際大きいので個人戦2試合も含めて回避する予定らしい。