スロベニアがまたも札幌で表彰台独占 葛西4位 伊東5位
2016年1月30日(土) 札幌(JPN)HS134/K120
① ぺテル・プレヴツ(SLO) 299.0pt(131.5m 136.5m)
② ドメン・プレヴツ(SLO) 282.8pt(129.5m 134.5m)
③ ロベルト・クラニエッツ(SLO) 281.9pt(131.5m 131.5m)
4 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 277.3pt(124.5m 133.5m)
5 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 276.9pt(125.0m 133.0m)
8 竹内 択(北野建設スキー部) 264.8pt(121.0m 130.0m)
20 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 244.5pt(121.5m 121.5m)
28 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 211.8pt(117.5m 109.0m)
38 中村 直幹(東海大学) 100.7pt(109.5m)
42 伊藤 謙司郎(雪印メグミルクスキー部) 97.2pt(108.5m)
43 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) 96.1pt(108.0m)
46 作山 憲斗(北野建設スキー部) 94.7pt(107.0m)
47 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部) 93.7pt(108.5m)
予選不通過 原田 侑武(雪印メグミルクスキー部)
予選不通過 伊藤 将充(下川商業高校)
クラフト、ハイベックを除き豪華なメンバーが揃った今年の札幌大会。
その第1戦は、スロベニアによる2014年札幌大会での表彰台独占の再演。
しかも兄弟ワン・ツーのおまけつき。
それにしてもプレヴツは札幌で強い。
札幌大会は2012年から出場しているが、2014年以降はすべての試合で表彰台に上っている。
2014年第1戦、優勝(こちら)
2014年第2戦、2位 (こちら)
2015年第1戦、優勝 (こちら)
2015年第2戦、3位 (こちら)
2016年第1戦、優勝
ザコパネ団体で、兄が飛んでいるのにもかかわらずそれをほとんど見ないで何かを食っていた姿に無邪気さと大物感の両方を漂わせていたドメン・プレヴツが2位。
一人だけ違う競技をしているのかと思わせるぐらいに飛行曲線が低いけど、それでいてグライダーのように斜面をなめながらヒルサイズを超えてくる姿には思わず驚きの声を上げてしまった。
葛西と大貴は2本目が素晴らしかった。
二人ともヒルサイズ近くまで飛んでもしっかりテレマークが入った。
国内戦を見て大貴の調子が上がってきているのは確認できていたけど、特にテレマークがビシッと決まるようになってきていたんだよね。
個人的には葛西以上に期待していたんだけど、この日の5位は今季ここまでの最高位だし、まだまだ上を目指せると思う。
金曜の予選を1位通過した竹内択は2本目での追い上げでシングル・フィニッシュ。
小林陵侑はザコパネのデビュー戦に続くポイントゲット。
兄の潤志郎もようやく今季初のポイントゲット。
みごと予選を通過しWCデビュー戦となった中村直幹は残念ながら2本目に進めなかった。
なお、プレヴツと総合トップを争うフロイントは2本目で転倒。
やはりヘルニアの影響かな。
ヒルサイズ近くまで飛んで衝撃に耐えられなかったように見えた。
転倒して飛型点35.0ptなのに10位ってすごいけど。
終始追い風ではあったけど、大倉山にしてはイーブンな風。
でも、みんな追い風なんか関係なくガンガン飛んでゆく。
ゲートが高かったというのはあるにせよね。
ただ、ここまで好調だったノルウェー勢がこの追い風に全く対応できていなかったことがちょっと気になった。
① ぺテル・プレヴツ(SLO)
② ドメン・プレヴツ(SLO)
③ ロベルト・クラニエッツ(SLO)
4 葛西 紀明(土屋ホームスキー部)
5 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部)
6 アンツェ・ラニセク(SLO)
7 ロマン・コウデルカ(CZE)
8 竹内 択(北野建設スキー部)
9 シュテファン・ライエ(GER)
10 セヴェリン・フロイント(GER)
20 小林 陵侑(土屋ホームスキー部)
28 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部)
38 中村 直幹(東海大学)
42 伊藤 謙司郎(雪印メグミルクスキー部)
43 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部)
46 作山 憲斗(北野建設スキー部)
47 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部)
表彰式 ドメン・プレヴツ、ペテル・プレヴツ、ロベルト・クラニエッツ
遠い遠いSapporoまではるばるやってきてくれた選手たちに敬意を表し、下手な写真ではありますが個人的な好みで何人かをピックアップしてみました。
シモン・アマン(SUI)
アンドレアス・ヴェリンガー(GER)
アンドレアス・コフラー(AUT)
カミル・ストッフ(POL)
アンドレアス・ヴァンク(GER)
リヒャルト・フライターク(GER)
1本目。
ビブ22番のクラニエッツがイエロービブに抜かれるまでカレントリーダーを守り続けた。
2本目はやや失速したとはいえ、見事表彰台をゲット。
クラニエッツの表彰台は、なんと、2014年札幌大会以来のこと。
札幌では、2013年第1戦3位(こちら)、2013年第2戦2位(こちら)、2014年第2戦3位(こちら)に次ぐ4度目の表彰台。
ここの所、ペテルの肩車要員となってしまっていたクラニエッツが久々に主役に返り咲いた。
やばい、泣きそうだぜぃ。