葛西紀明「家族の力」で3位 伊東大貴7位 ファンネメル今季初V
2016年1月31日(日) 札幌(JPN)HS134/K120
① アンデシュ・ファンネメル(NOR) 265.9pt(143.5m 136.5m)
② ヨハン・アンドレ・フォルファン(NOR) 260.3pt(132.0m 134.5m)
③ 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 259.5pt(138.5m 134.0m)
7 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 248.1pt(141.5m 123.5m)
21 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 211.6pt(121.5m 130.5m)
25 中村 直幹(東海大学) 190.5pt(121.5m 110.5m)
29 伊藤 謙司郎(雪印メグミルクスキー部) 166.8pt(118.5m 106.0m)
31 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) 95.1pt(119.5m)
33 竹内 択(北野建設スキー部) 93.2pt(110.5m)
36 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 88.9pt(114.5m)
42 作山 憲斗(北野建設スキー部) 77.1pt(107.5m)
45 伊藤 将充(下川商業高校) 65.6pt(101.5m)
予選不通過 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部)
予選不通過 原田 侑武(雪印メグミルクスキー部)
1本目1位で優勝への期待が膨らんだ伊東大貴の2本目。
青野さんのコールと同時に二つのことが頭をよぎった。
1つは、2012年第1戦1本目1位から、第2戦1本目3位からの至福の出来事。(こちらとこちら)
もう1つは、2013年第1戦1本目2位からの最悪な出来事。(こちら)
あとは祈るだけ・・・
この日の大倉山は前日とはうって変わって強めの向かい風。
1本目の基本ゲートは6番、2本目も7番というかなり低めの設定。
助走スピードは前日より3キロほども遅いけど、それを補って余りある向かい風に乗ってみんなガンガン飛んでくる。
1本目で大貴がWCヒルレコード更新となる141.5m!
ここのところ完璧に決まるようになってきたテレマークがこの大ジャンプでもバッチリ決まった。
でも優勝への期待が膨らんだ2本目は気まぐれな大倉山の風の犠牲となって、結果は7位。
祈りは通じなかった。
悔しすぎる・・・
葛西も1本目は数値上はこの試合で最も強い向かい風を受けて3位につけた。
2本目も2本目全体で2番目にいい風。
妹さんが吹かせたか、それとも生まれてきた子供が呼んだか。
その風に乗りヒルサイズジャンプを2本揃えた葛西は、2014年第1戦以来の札幌大会での表彰台をゲット。
大貴が出したヒルレコードをすぐに抜き、2本目もヒルサイズオーバーを見せたファンネメルが今季初優勝。
WC通算3勝目。
2位にフォルファン。9位にタンデ。
前日の追い風には全く対応できなかったノルウェー勢が向かい風で息を吹き返した感じ。
風の犠牲といえばクラニエッツ。
横風にあおられてまさかの予選落ち。
昨日の3位も泣きそうだったけど今日はもっと泣きそう。
コウデルカも1本目5位だったのに、2本目で最も悪い風を受けて失速。
好きな選手が二人とも大倉山の風にやられてしまった。
小林潤志郎は2戦連続のポイントゲット。
中村直幹はデビュー2戦目にしてポイントゲット。
伊藤謙司郎も2014年ニジニ・タギル以来となるポイントゲット。
WCデビュー2戦目で初の予選通過となった伊藤将充は45位に終わった。
① アンデシュ・ファンネメル(NOR)
② ヨハン・アンドレ・フォルファン(NOR)
③ 葛西 紀明(土屋ホームスキー部)
4 セヴェリン・フロイント(GER)
5 リヒャルト・フライターク(GER)
6 ぺテル・プレヴツ(SLO)
7 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部)
8 マニュエル・フェットナー(AUT)
9 ダニエル・アンドレ・タンデ(NOR)
10 ドメン・プレヴツ(SLO)
21 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部)
25 中村 直幹(東海大学)
29 伊藤 謙司郎(雪印メグミルクスキー部)
31 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部)
33 竹内 択(北野建設スキー部)
36 小林 陵侑(土屋ホームスキー部)
42 作山 憲斗(北野建設スキー部)
45 伊藤 将充(下川商業高校)
表彰式 フォルファン、ファンネメル、葛西
表彰式 葛西紀明
遠い遠いSapporoまではるばるやってきてくれた選手たちに敬意を表し、下手な写真ではありますが個人的な好みで何人かをピックアップしてみました。
シモン・アマン(SUI)
マチェイ・コット(POL)
ロマン・コウデルカ(CZE)
アンドレアス・ヴァンク(GER)
ヤン・マトゥラ(CZE)
ヴァンサン・デコム・セヴォア(FRA)
ダヴィド・クバツキ(POL)
グレゴール・デシュバンデン(SUI)
前日優勝のペテル・プレヴツはこの日はなんだか噛み合わず6位フィニッシュ。
連続表彰台は12戦で途絶えた。
今季はその強すぎる姿をここまで見続けてきたので、ちょっと拍子抜け。
でも、最後にサインもらえたから良しとしよう。
ありがとうピーター!