ザイツが新たなるフライングマイスターと呼ぶにふさわしい勝利 ペテル・プレヴツは2シーズンぶりの表彰台
Official Results
1 | ティミ・ザイツ(SLO) | 449.3pt |
2 | ペテル・プレヴツ(SLO) | 445.1pt |
3 | シュテファン・クラフト(AUT) | 440.3pt |
7 | 小林 陵侑(TEAM ROY) | 425.5pt |
13 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 405.0pt |
ティミ・ザイツが今季初優勝。
WC通算4勝目となるが、そのうち3勝がここオーベルストドルフFH。残る一つもプラニツァFHと、これまでの勝利の全てがフライング。
全7勝のうち6勝をフライングで挙げたフライングマイスター:ロベルト・クラニエッツの正統後継者と言ってよいだろう。
そして、そのザイツと優勝争いを演じたのはペテル・プレヴツ。
既に今季末での引退を表明しているが、それが何かの間違いであるかのように1本目でトップに立つと、2本目でもザイツに簡単に勝利を渡さない見事なパフォーマンスを見せた。
ペテルの表彰台は2021/22プラニツァでの3位以来2シーズンぶり。
この時には前戦でも2位となりプラニツァで2試合連続の表彰台。その表彰台も2シーズンぶりだった。
札幌でドメンが勝利した際に、少し感傷的になって「スキージャンプ界における名門プレヴツ家の王位がペテルからドメンに継承された」なんてことを書いたが前言撤回。
少なくとも引退するその瞬間まで王位を継承するつもりはないようだ。
3位クラフト、4位ハイベック、5位ドメン、6位ヴェリンガー、7位小林陵侑…
比較的僅差の争いとなった今季フライング初戦は、スリリングでなかなか見ごたえのある好ゲームだったように思う。
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