フーバーが2シーズンぶり2度目の優勝 クラフトは3度目のRAW AIR制覇
Official Results
1 | ダニエル・フーバー(AUT) | 689.2pt |
2 | シュテファン・クラフト(AUT) | 671.9pt |
3 | ティミ・ザイツ(SLO) | 633.0pt |
11 | 小林 陵侑(TEAM ROY) | 342.6pt |
18 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 306.8pt |
20 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 296.8pt |
RAW AIR最終戦となるこの試合は、特別ルールによりRAW AIR総合上位30位のみが参加できる。
そして、以下の3ラウンドで構成される。
- 1本目…30選手
- 2本目…20選手(1本目の上位20名)
- 3本目…10選手(2本目終了時の上位10名が、その時点のRAW AIRランキングの逆順でスタート)
この変則フォーマットの勝者はフーバー。
2021/22ビショフスホーフェン以来となる通算2勝目。
この試合に先立って行われた前日の延期分の1本勝負で今季初表彰台となる2位になっていたが、まさか勝つとは。
今シーズンのフーバーは、何度かWCとCOCの間を行き来した。
札幌COC3連戦で2位、3位、3位と好成績を残すもWCでは精彩を欠いていた。
ところが、オーベルストドルフFHで2試合連続シングル入りすると、そこからは好成績に転じ、ここにまたFHで輝きを放った。
札幌のCOCで活躍した選手には、なぜか情が移る。
フーバーは2018札幌COCで優勝もしているので余計に情が沸くし、余計にうれしい。
クラフトは2016/17、2021/22に続く3度目のRAW AIR総合タイトルを獲得。
3ラウンド制のギャンブル制も手伝って、フーバーは9位から一気に総合3位を獲得。
引退までのカウントダウンも最終段階にさしかかったペテル・プレヴツが見事に総合2位。
RAW AIR 総合順位
1 | シュテファン・クラフト(AUT) | 2494.7 |
2 | ペテル・プレヴツ(SLO) | -125.6 |
3 | ダニエル・フーバー(AUT) | -168.0 |
4 | ティミ・ザイツ(SLO) | -212.8 |
5 | ミハエル・ハイベック(AUT) | -254.9 |
12 | 小林 陵侑(JPN) | -563.9 |
13 | 二階堂 蓮(JPN) | -585.9 |
22 | 小林 潤志郎(JPN) | -802.8 |
44 | 佐藤 慧一(JPN) | -1650.7 |
45 | 葛西 紀明(JPN) | -1718.7 |
初年度から言い続けていることではあるが、RAW AIRの開催時期だけは何とかできないものかと思う。
この時期はやはりWCのオーバーオールに集中したい。
更に今季のRAW AIRのフォーマットは、オスロでの50人の足切りやヴィケルスン最終戦の3ラウンド制などWCオーバーオールに影響を及ぼす可能性があり、いかがなものかと思う。
FISは、RAW AIRの価値を高めようとするあまりWCの価値を貶めているような気がする。
…とは、言い過ぎだろうか。
まぁ、他の時期に移せるかというと、それも実際は難しいのだろうけど。
Flying 総合順位(暫定)
1 | シュテファン・クラフト(AUT) | 340 |
2 | ダニエル・フーバー(AUT) | -91 |
3 | ティミ・ザイツ(SLO) | -94 |
4 | ペテル・プレヴツ(SLO) | -98 |
5 | ドメン・プレヴツ(SLO) | -164 |
ワールドカップ 総合順位(暫定)
1 | シュテファン・クラフト(AUT) | 2063 |
2 | 小林 陵侑(JPN) | -430 |
3 | アンドレアス・ヴェリンガー(GER) | -604 |
4 | ヤン・ヘール(AUT) | -930 |
5 | ペテル・プレヴツ(SLO) | -1132 |
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