スキージャンプFISワールドカップ2023/24男子個人第29戦ヴィケルスン

クラフトが3度目のワールドカップ総合優勝 小林陵侑は総合2位をキープ

2023/24スキージャンプワールドカップ
35th World Cup Competition
  • 2024年3月17日(日)
  • ヴィケルスン(NOR)
  • HS240/K200

Official Results

1  シュテファン・クラフト(AUT) 256.0pt
2  ダニエル・フーバー(AUT) 248.2pt
3  ドメン・プレヴツ(SLO) 245.4pt
 
9  小林 陵侑(TEAM ROY) 220.7pt
27  葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 192.3pt
35  小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 177.2pt
36  二階堂 蓮(日本ビールスキー部) 174.9pt
   佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) 予選46位

予選リザルト 本戦リザルト


クラフトが今季13勝目を挙げ、ワールドカップ総合において100ptを積んだ。
9位に終わった小林陵侑との差は374ptに開いたため、3試合を残してクラフトのWC総合優勝が確定した。

クラフトの総合優勝は2016/17と2019/20に続いて3回目。
総合優勝歴代最多4回のニッカネン、マリシュに次ぎ、ゴルトベルガーと並ぶ。
現役選手ではストッフ、小林陵侑、グランネルの2回を上回り最多。

前日16日は悪天候によりキャンセル。
1日延期し、もともと予定されていた日曜の試合の前に1本勝負で実施された。

2位フーバーは今季初表彰台。
3位ドメン・プレヴツは札幌での優勝以来となる今季2度目の表彰台。

日本勢は金曜の予選を通過した4選手が出場。
予選後に「(フライングは)久しぶりでも体が覚えていた」と語った葛西紀明は、212.0mを飛び日本勢としては2番手の27位。
今季最高位で、札幌ラハティに続く3度目のポイント獲得。

RAW AIR 総合順位(暫定)

1  シュテファン・クラフト(AUT) 1822.8
2  ペテル・プレヴツ(SLO) -82.2
3  ヨハン-アンドレ・フォルファング(NOR) -117.9
4  ヤン・ヘール(AUT) -132.7
5  ミハエル・ハイベック(AUT) -156.6

RAWAIR総合

Flying 総合順位(暫定)

1  シュテファン・クラフト(AUT) 260
2  ペテル・プレヴツ(SLO) -68
3  ティミ・ザイツ(SLO) -74
4  ダニエル・フーバー(AUT) -111
5  ドメン・プレヴツ(SLO) -129

Flying総合

ワールドカップ 総合順位(暫定)

1  シュテファン・クラフト(AUT) 1983
2  小林 陵侑(JPN) -374
3  アンドレアス・ヴェリンガー(GER) -553
4  ヤン・ヘール(AUT) -856
5  ペテル・プレヴツ(SLO) -1102

WC個人総合順位

ここまで勝利数こそ2勝ながら、10回の2位など安定した成績でWC総合優勝争いを演じてきた小林陵侑。
3回目の総合優勝には届かなかったが素晴らしい成績。今シーズンは相手が化け物すぎた。

残り3試合。ヴェリンガーとの2位争いは179pt差。
余程のことがない限り、ここは堅いと思われる。

小林陵侑は初優勝した2018/19以降、毎年少なくとも3勝は挙げてきている。
なので、できればあと一つは勝ってそれに並びたい。
最終戦はペテル・プレヴツに譲るとして。

2018/192019/202020/212021/222022/232023/24
13勝3勝3勝8勝3勝2勝
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