スキージャンプFISワールドカップ2023札幌大会
コロナ禍により、2021年、2022年の2年連続で男女ともに開催中止となったスキージャンプワールドカップ札幌大会。
今シーズンは3年ぶりに開催される予定です。
会場となる大倉山ジャンプ競技場は2020年6月にリニューアルされており、それまでクリスタルハウスと呼ばれていた売店とレストランが入っていた棟がアネックスへと生まれかわり、オリンピックミュージアム棟の3階部分にあたる多目的ホールも新しくなりました。
今回は、リニューアル以降最初のワールドカップとなります。
また、小林陵侑が北京オリンピックで金メダルを獲得したことで新たにスキージャンプファンになった方たちも数多く観戦に訪れるであろうことも期待されます。
3年ぶりの札幌でのワールドカップは大いに盛り上がりを見せることでしょう。
会場
北海道札幌市 大倉山ジャンプ競技場(ラージヒルHS137/K123)
タイムスケジュール
女子
1月6日(金) | オフィシャルトレーニング |
14時30分 |
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1月7日(土) | 開場 札幌大会第1戦予選ラウンド 札幌大会第1戦1stラウンド |
14時00分 15時15分 16時30分 |
1月8日(日) | 開場 札幌大会第2戦予選ラウンド 札幌大会第2戦1stラウンド |
08時00分 09時00分 10時00分 |
- タイムスケジュールの変更は必ず札幌スキー連盟のサイトなどで確認してください。(当ブログでは一切の責任を負いません)
男子
1月20日(金) | 開場 札幌大会第1戦予選ラウンド 札幌大会第1戦1stラウンド |
13時30分 14時30分 16時00分 |
---|---|---|
1月21日(土) | 開場 札幌大会第2戦予選ラウンド 札幌大会第2戦1stラウンド |
13時30分 14時30分 16時00分 |
1月22日(日) | 開場 札幌大会第3戦予選ラウンド 札幌大会第3戦1stラウンド |
07時30分 08時30分 10時00分 |
チケット
スタンダードエリア | エキサイティングゾーン |
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- ローソンチケット Lコード:11591
- 2022年12月7日(水)販売開始
- 全て税込価格です。
- チケットは各日で必要となります。(1/6についてはチケットの発売はありません)
- エキサイティングゾーンは各日で定員300名。前売で定員になった場合は当日券の発売はないようです。
- スタンダードエリアの前売から追加料金1,000円、高校生、シニアの当日券から追加料金1,500円で、エキサイティングゾーンに当日アップグレードが可能とのことです。
- エキサイティングゾーンのチケットはスタンダードエリアでの観戦も可能です。
スタンダードエリアのチケットでエキサイティングゾーンに入ることはできません。 - チケットに関する詳細は公式ホームページまたは札幌スキー連盟のサイト(女子/男子)を確認のこと。当ブログにお問い合わせいただいてもお答えできません。
アクセス
シャトルバス
大倉山ジャンプ競技場の最寄駅は、地下鉄の円山公園駅です。
札幌の地下鉄は3路線あり、それら全てが大通駅で乗り換えられます。
大通駅からは東西線の宮の沢行きに乗り3つ目の駅が円山公園。所用時間は5分
地下鉄を降りたら地下通路で直結の円山バスターミナルに向かいます。
そこからジャンプ場行きのシャトルバス(無料)が出ています。
往路のバスは15分間隔ぐらいで運行しているようです。
時間帯によってはすこし混みますが、15分~20分ほどで到着しますからそれほど苦になりません。
円山バスターミナル発着臨時バス 目安15分 無料 |
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女子 | 1月7日(土) | 往路:14:00~17:00頃まで 復路:試合終了後随時 |
1月8日(日) | 往路:08:00~10:30頃まで 復路:試合終了後随時 |
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男子 | 1月20日(金) | 往路:13:30~16:30頃まで 復路:試合終了後随時 |
1月21日(土) | 往路:13:30~16:30頃まで 復路:試合終了後随時 |
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1月22日(日) | 往路:07:30~10:30頃まで 復路:試合終了後随時 |
帰りのバスは試合終了後に随時発車します。
2020年開催時に関して言えば、男女計4試合ともにそれほど並ぶことなく乗ることができました。
ただし、過去には乗るまでに30分以上並んだこともあります。
ようやく乗れたはいいけど円山バスターミナルまで40分以上かかったこともあります。
冬の札幌市内は降雪・積雪の状況により渋滞が発生し、夏場の1.5倍以上の時間がかかることはごく普通のことです。
また、シャトルバスは北海道神宮の周辺を通るため、この時期は参拝客の車で渋滞し、どうしても遅れがちです。
急ぎの方にとって確実なのは徒歩。
私は何度か歩いて帰ったことがありますが、地下鉄円山公園駅まで45分くらいだったでしょうか。
臨時駐車場
一般車両の乗り入れは制限されるので自家用車で大倉山ジャンプ競技場まで行くことはできません。
ただし、円山動物園第一駐車場を「臨時駐車場」として無料で使用できます。
円山バスターミナルを出たバスが円山動物園正門前を経由します。
円山動物園第一駐車場 (無料)利用可能時間 | ||
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女子 | 1月7日(土) | 14:00~19:30 |
1月8日(日) | 08:00~13:00 | |
男子 | 1月20日(金) | 13:30~19:30 |
1月21日(土) | 13:30~19:30 | |
1月22日(日) | 07:30~13:00 |
タクシー
2019年に円山バスターミナル前から大倉山ジャンプ競技場まで乗った際は1,150円でした。
所要10分程度だったでしょうか。
なお、帰りにタクシーを利用するには予約が必要かと思われます。
でも、バスの通行が優先される為すんなりと上がって来られず、結局はそれなりに待つ羽目になることもあるようです。
観戦エリア
観戦エリアは大きく二つに分かれます。
- ブレーキングトラック横
- ランディングバーン横
ブレーキングトラック横
このエリアは、スタート・アプローチ・サッツ・フライト・ランディング・ブレーキングと余すところなく見ることができます。
売店やトイレにも近く、入場ゲートから入ってすぐなのであまり歩かなくて済みます。
また、雪が降ったらすぐに屋内に避難できます。
そして何よりも、選手の姿を間近で見ることができます。
過去には優勝を決めた選手がフェンス越しにハイタッチをしてくれたこともありました。
普段はテレビでしか見ることのできない選手達をほんの数メートル先に見ることができるこの幸せ。
初めて行く方は、まずはこの場所でその幸せに酔いしれてみてはいかがでしょう。
なお、ブレーキングトラックにへばり付きで見たい場合はエキサイティングゾーンのチケットが必要となります。
赤いネットで仕切られているだけではありますが、選手を間近で見たければネットの中と外では違いが大きいのではないでしょうか。
2020年 男子。エキサイティングゾーンの入り口。
2020年 女子土曜日。
赤いネットの左側がエキサイティングゾーン。
ジャンプ台全体を余すところなく見ることができます。
2020年は積雪が少なかったので、このようなお立ち台ができました。
2020年 女子。前年同様にパイプ椅子がいくつか置かれていました。
2020年 女子。さらにベンチシートも置かれました。
ジャンプ観戦は基本ずっと立ちっぱなしなので、座れるというのは結構うれしいかも。
2020年 女子土曜日の開場後まもなくの様子。こうして上から見ると、お立ち台やベンチシートの位置関係がわかりやすいかと。
写真左手の方に行くにしたがって傾斜により高くなっていきます。カーブを描いて見えるのは段差部分。普段は雪に埋もれるけど、これがこうして見えるということは、この冬はホントに積雪が少なかったということ。
2020年 女子 土曜日16時ごろ。
前日にキャンセルとなった予選が15時から行われて、それが終わって16時30分からの1stラウンドを待っている時間帯。
2020年 女子 土曜日16時ごろ。
2020年 女子 日曜日10時半ごろ。
ブレーキングトラックのフェンス沿いは人でびっしりです。
2020年 男子 土曜日15時半ごろ。
2020年 男子。女子と違ってエキサイティングゾーンの中にベンチシートは置かれていませんでした。
その代わりにゾーンの外の一般エリアにベンチシートが置かれました。
エキサイティングゾーンのチケットはスタンダードエリアでの観戦も可能です。
スタンダードエリアのチケットでエキサイティングゾーンに入ることはできません。
スタンダードエリアよりも前売りで900円、当日券で1,500円も高くはなりますが、少しでも選手を近くで見たいという方にとっては必須チケットでしょう。
でも、できればもう少し付加価値があるといいんですけどね。
例えば、大倉山でのWCの場合は国内戦と違って表彰式をブレーキングトラックで行いませんが、もし国内戦同様にブレーキングトラック内でしかも観客側を向いて行われるとしたらエキサイティングゾーンは表彰式を見るには特等席となります。
そうなれば、お値段以上の神チケットになるんだけどなぁ… 主催者様、ぜひご検討ください。
ランディングバーン横
人が空を飛ぶことの凄さを体感したければこのエリアです。
風を切る音や、時として選手の肉声までも聞こえてくることがあります。
でも、最近ではMCや音楽がうるさすぎて、そういう楽しみが奪われてしまっており、とても残念に思います。
ただし、ここからはスタート・アプローチ・サッツは全く見えません。
また、このエリアへは短い距離ではありますが「登山」をする事になります。よって、おしゃれな靴の人はいかない方がいいかもです。下りられなくなるし、そもそも登れません。
また、トイレや売店に行くにもいちいち「下山」をしなければならないのが難点。
おまけ…ミュージアム棟の中
寒さや降雪を避け、ミュージアムの中から窓越しに観戦している方たちもいるようです。
写真の左上にある建物がミュージアム棟です。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、窓に観戦している人影が見えます。
飲食・お土産
前述の通り、大倉山は2020年6月にリニューアルされました。
アネックス棟には1階にCafe REPOS(カフェ ルポ)が、2階にはレストランNouvelle Pousse Okurayma(ヌーベルプース大倉山)があります。
ただし、特に2階レストランについての大会期間中の営業状況は当ブログではわかりません。
他にも、キッチンカー等の飲食ブースが出店されるようです。
服装・防寒対策
ジャンプ観戦は寒さとの戦いです。
少しおおげさかな?って思うぐらいの厚着でも全然大丈夫。周りもみんなそうですから恥ずかしくなんかありません。
逆にバッチリとデート仕様のおしゃれなんかしてきた方が浮きますし、寒くて泣きを見ます。
インターバルの時間などにはアネックス等とミュージアム棟の中で暖を取ることは可能です。(もちろん競技中であっても可能です)
ただし、キャパシティにそれほど余裕があるわけではないので少し混雑するかも。
そんな時は、このテントの中へ。ガスストーブがあるのですごく暖かいです。
凍えるばかりでせっかくのワールドカップ観戦を嫌な想い出にしないように、防寒対策はしっかりと!
トイレ・その他
大倉山は観光名所ですしリニューアルにより施設も新しくなったので、トイレもきれいで女性や小さなお子さんでも安心です。
ただし、女性用トイレに関してはワールドカップ開催時に限って言えば十分に数が足りているとは言い難いようで、1本目が終了して2本目が始まるまでの時間に少し混むようです。
おそらくは仮設トイレもいくつか設置されると思われます。
なお、敷地内は全面禁煙となっています。
2020年開催時は、チケットの半券提示により併設されている札幌オリンピックミュージアムに無料で入場できる特典があったはずです。(通常は有料)
ただし、今大会では改修工事中のため来年3月25日までミュージアムは休館しています。残念。