沙羅・有希が同点優勝 竹花大松が岩佐勇研に勝利
2017年8月5日(土) 札幌市 大倉山ジャンプ競技場 HS120/K134
女子組(ゲート1本目15、2本目16)
=① 高梨 沙羅(クラレ) 222.8pt(112.5m 126.0m)
=① 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 222.8pt(105.5m 135.5m)
③ 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ) 110.6pt(88.0m 94.0m)
少年組(ゲート1本目12、2本目12)
① 竹花 大松(東海大学付属札幌高校) 175.9pt(101.5m 114.0m)
② 岩佐 勇研(札幌日本大学高校) 173.2pt(104.5m 109.5m)
③ 斉藤 祐輝(東海大学付属札幌高校) 109.7pt(86.5m 95.0m)
4 佐藤 友星(下川商業高校) 103.8pt(85.0m 93.5m)
5 二階堂 蓮(下川商業高校) 94.8pt(81.5m 92.0m)
6 西森 海翔(下川商業高校) 93.5pt(85.0m 87.5m)
成年組(ゲート1本目12、2本目12)
① 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 270.5pt(132.0m 130.5m)
② 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 235.0pt(114.0m 131.0m)
③ 伊藤 将充(土屋ホームスキー部) 229.1pt(117.0m 125.0m)
=4 内藤 智文(古河市スキー協会) 222.2pt(105.0m 134.0m)
=4 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部) 222.2pt(110.0m 129.0m)
=4 渡部 弘晃(東京美装グループスキー部) 222.2pt(110.5m 128.5m)
前日の宮の森同様にこの日も選手左からの横風と時折吹く向かい風が強く、よって前日同様にゲートは低め。
特に女子は過去最低レベルに低いゲートが使用された。
でも、高梨沙羅と伊藤有希には関係ない。
1本目こそ二人ともK点に届かなかったが、1段ケートが上がった2本目には、風にも恵まれた伊藤有希が135.5mのビッグフライトでサマー女子のバッケンを更新。
応戦した高梨沙羅はいま一つ伸ばせず、終わってみれば両者とも222.8ptでなんと同時優勝。
世界1位と2位の痺れるような頂上対決を目の当たりにできたことに興奮を禁じ得ない。
前日の宮の森で、伊藤有希が優勝し、葛西紀明と小林陵侑がワンツーフィニッシュと好調さを見せつけた土屋ホーム。
この日は、1本目で陵侑がトップ、葛西4位、伊藤将充5位と、表彰台独占も期待されたが、見事大差で優勝した陵侑と3位に入った将充に対し、葛西が失速し7位に落ちちゃった。
土屋ホームの表彰台独占はお預け。
ところで、1位と2位が同ポイントだった女子に対して、男子は4位が3人同ポイント。
やたらと「2」がいっぱい並んで機械の故障かと思ったよ。
少年組は、竹花大松が岩佐勇研を抑えて優勝。
昨年の北海道選手権で度肝を抜かされた時(こちら)も勇研に勝利しているけれど、A級公認試合で勇研に勝ったのは初めてかな?
なお、GP遠征組(伊藤謙司郎、原田侑武、小林潤志郎、佐藤幸椰、作山憲斗、中村直幹)は参戦していない。
女子組
=① 高梨 沙羅(クラレ)
=① 伊藤 有希(土屋ホームスキー部)
③ 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ)
4 岩渕 香里(北野建設スキー部)
5 岩佐 明香(日本大学)
6 丸山 希(明治大学)
少年組
① 竹花 大松(東海大学付属札幌高校) 男子総合13位
② 岩佐 勇研(札幌日本大学高校) 男子総合15位
③ 斉藤 祐輝(東海大学付属札幌高校) 男子総合26位
4 佐藤 友星(下川商業高校) 男子総合27位
5 二階堂 蓮(下川商業高校) 男子総合=29位
6 西森 海翔(下川商業高校) 男子総合32位
成年組
① 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 男子総合1位
② 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 男子総合2位
③ 伊藤 将充(土屋ホームスキー部) 男子総合3位
=4 内藤 智文(古河市スキー協会) 男子総合=4位
=4 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部) 男子総合=4位
=4 渡部 弘晃(東京美装グループスキー部) 男子総合=4位
表彰式
女子組 高梨、伊藤、勢藤
女子組最長不倒賞 伊藤 有希(135.5m サマー・バッケンレコード)
少年組 岩佐、竹花、斉藤
佐藤、二階堂、西森
少年組最長不倒賞 竹花 大松(114.0m)
成年組 伊東、小林、伊藤
内藤、栃本、渡部
男子組最長不倒賞 内藤 智文(134.0m)
内藤智文の勢いが止まらない。
今季開幕の全日本朝日大会で初優勝を遂げると、名寄6位、宮の森4位、そしてこの日の4位と4戦連続入賞。
そして、この日は最長不倒賞のおまけつき。
ただ一人ヒルサイズに届いたジャンプは、風に恵まれ過ぎて80m付近でふわりと浮き上がったようにも見え、難しいジャンプだったはず。
ランディングバーンをなめるようにとらえた着地も見事。
最後に-
札幌市長杯NHの女子組出場者数は30名、少年組は23名。
札幌市長杯LHの女子組出場者数は21名、少年組は19名
どちらも女子組の出場者数が少年組のそれを上回っている。
なのに、少年組が6位まで表彰されるのに対して女子は3位までしか表彰されないというのは道理に合わない。
来季から改めませんか?