オーストリアが団体戦を連勝 アイゼンビヒラーがドイツの2位表彰台に貢献し有終の美 日本は5位

Official Results
1 | オーストリア | 1749.3pt | ||
ダニエル・チョフェニック マニュエル・フェットナー ヤン・ヘール シュテファン・クラフト |
||||
2 | ドイツ | 1720.2pt | ||
カール・ガイガー アンドレアス・ヴェリンガー ピウス・パシュケ マルクス・アイゼンビヒラー |
||||
3 | スロベニア | 1707.2pt | ||
ロブロ・コス ドメン・プレヴツ ティミ・ザイツ アンツェ・ラニセク |
||||
5 | 日本 | 1673.1pt | ||
二階堂 蓮(日本ビールスキー部) 小林 朔太郎(雪印メグミルクスキー部) 中村 直幹(Flying Laboratory SC) 小林 陵侑(TEAM ROY) |
ドイツは、今季限りで引退をするマルクス・アイゼンビヒラーに団体戦のアンカーという花道を用意した。
本来であればライムントがメンバーに入るところであろうが、高所恐怖症によりフライングを飛びことには問題があるとしてプラニツァを棄権。
ただ、アイゼンビヒラーは木曜の予選で3位。金曜の本戦でも28位でポイントを獲得しており、単にご祝儀で出場させてもらったということではないだろう。
事実、アンカーとして登場したアイゼンビヒラーは、ーアンカーにはひょっとしたらご祝儀の意味があったかもしれないがー 220mオーバーを2本揃えてオーストリアとの優勝争いに貢献 。
29.1pt差で優勝とは成らなかったが見事に2位表彰台。強豪ドイツを支えた一人として有終の美を飾った。
2本目では、ブレーキングトラックでチームメートや家族らに迎えられてシャンペンシャワーによる手荒い祝福。
こんな風に公式戦でラストフライトとなり見送られる選手は意外と少ない。
愛されているなぁ、アイザイ。
スタンドに傘の花が咲く中で優勝したのはオーストリア。
今季4人制団体は2試合だけだが、第1戦ザコパネではチョフェニック、ヘール、クラフトらが無双しまくっていた時の勝利。
その後やや状態は落ちたが、最終盤のプラニツァで個人総合3位までの独占を決め、この日の勝利で団体戦2連勝。やはり今季はオーストリアのシーズンだったことを強く印象付けた。
日本は5位に終わったが、2本目だけ見れば2位のスコア。
小林陵侑は最長不倒の235.0mを飛んでおり、最終戦でも表彰台が期待できそう。
なお陵侑は、プラニツァ7においてトップと54.1pt差の6位につけている。
また、フライング総合でも3位ザイツと9pt差の4位につけている。
プラニツァ7 総合順位(暫定)
1 | ドメン・プレヴツ(SLO) | 1142.7 |
2 | アンツェ・ラニセク(SLO) | -26.5 |
3 | アンドレアス・ヴェリンガー(GER) | -29.7 |
4 | ダニエル・チョフェニック(AUT) | -41.5 |
5 | シュテファン・クラフト(AUT) | -49.3 |
ポーランドのヘッドコーチであるトーマス・トゥルンビヒラーの今季限りでの退任が発表された。
元々3年契約で、その3年が経ったが更新はしないということのようだが、チームが今季不振を極めたことと無縁ではないだろう。
この発表の数日前にはヴァセクがポーランド勢として今季初の表彰台。発表の翌日のこの団体戦でポーランドは一時3位に上がる健闘を見せての4位。そんなタイミングでのこの発表は何とも皮肉。
でも、優秀なコーチであることは間違いないので、いずれまたこの舞台に戻ってくることだろう。
ひとまずは、おつかれさまでした。
