スキージャンプFISグランプリ2025男子個人第3戦ヴィスワ

マチェイ・コットが9シーズンぶりのGP勝利 日本勢は今季初の全員ポイント獲得

3rd Grand Prix Competition
  • 2025年8月16日(土)
  • ヴィスワ(POL)
  • HS134/K120

Official Results

1  マチェイ・コット(POL) 271.7pt
2  ニクラス・バッハリンガー(AUT) 268.5pt
3  カミル・ストッフ(POL) 268.4pt
 
6  小林 朔太郎(雪印メグミルクスキー部) 263.4pt
8  佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) 262.3pt
18  佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) 248.7pt
21  中村 直幹(Flying Laboratory SC) 246.6pt
27  竹内 択(team taku) 232.6pt

予選リザルト 本戦リザルト


マチェイ・コットが2016クリンゲンタール以来、実に9シーズぶりのGP優勝。

コットは、2016年GPで、出場6戦中で優勝5回、2位1回で圧巻の総合優勝。
続く2016/17シーズンのWCにおいて札幌で初優勝、続く平昌でも勝利を挙げシーズン総合5位。
が、ここ数年はCOCが主戦場となり、時折WCに昇格してきてもポイントを獲るのが難しくなっていた。

この試合も1番スタート。
それがなんと1本目を僅差とはいえトップで折り返し。2本目はこの日の最長不倒となる132.5mと、同じくこの日の最高値である56.5の飛型点で勝ち切ってしまった。

僚友のカミル・ストッフが3位となったが、ストッフの表彰台もWC・GPを通じて2022年GPヴィスワでの優勝以来3年ぶりのこと。
ダヴィド・クバツキが10位、ピオトル・ジワも12位とポーランドのベテラン勢が地元を沸かせた。

1本目をバッハリンガーと同点の2位で折り返した小林朔太郎は、2度目の表彰台も見えたが結果は8位。
バッハリンガーはストッフと0.1pt差の2位。ライムントとリンビークが不在のため総合トップに浮上。

日本勢は今季初めて5人全員がポイント獲得。
佐藤幸椰のGPでのシングルは2021クリンゲンタールでの7位以来となる9回目。

GP総合順位


FISは11日、2025年3月の世界選手権男子ラージヒルで起こったノルウェーによるスーツ不正問題で、コーチングスタッフ3名とマリウス・リンビーク、ヨハン-アンドレ・フォルファンの2選手を倫理および競技規則違反で告発したと発表した。

今後なんらかの処分が下ることになるようだ。(2選手については90日間の出場停止? すでに出場停止していた3月の日数を差し引いて70日間ほど?)
他の選手や関係者については処分は行わず、調査を終了らしい。