第56回名寄ピヤシリジャンプ大会 兼 第63回北海道新聞社杯ジャンプ大会

国内雪上シーズン開幕 一戸くる実が圧勝 栗田力樹は初優勝

全日本スキー連盟A級公認
  • 2025年12月13日(土)
  • 名寄市 名寄ピヤシリシャンツェ
  • HS100/K90

女子組

1  一戸 くる実(雪印メグミルクスキー部) 217.0pt
2  岩佐 明香(大林組スキー部) 193.5pt
3  櫻井 梨子(あいおいニッセイ同和損保) 192.0pt
 
4  中山 和(日本ビールスキー部) 185.0pt
5  岩崎 里胡(戸田建設株式会社) 179.5pt
=6  斎藤 優(LuFT) 172.0pt
=6  藤元 彩子(法政大学) 172.0pt
8  坂本 季花(飯山高校) 164.5pt
9  小林 諭果(CHINTAIスキークラブ) 162.5pt
10  中村 安寿(白馬村スキークラブ) 156.5pt

リザルト

男子組

1  栗田 力樹(COOTS SC) 232.0pt
2  藤田 慎之介(Farm Fujita) 221.5pt
3  中村 優斗(COOTS SC) 216.0pt
 
4  鈴木 翔(札幌手稲スキー協会) 213.5pt
5  竹内 択(team taku) 213.0pt
=6  佐々木 星語(札幌日大高校) 210.5pt
=6  海沼 史人(東海大学) 210.5pt
=8  布施 飛雄真(日大山形高校) 210.0pt
=8  竹花 大松(土屋ホームスキー部) 210.0pt
=8  山根 和治(東京美装グループスキー部) 210.0pt

リザルト


国内雪上シーズンが今年も名寄で開幕した。
国内組の選手たちにとって、この名寄ピヤシリ大会と翌日の吉田杯の2連戦は、ステップアップのための重要な大会となる。

まず男子は、コンチネンタルカップ(COC)札幌大会の出場権が懸かる。
そこでの成績を足掛かりにワールドカップ(WC)札幌大会に出場することがステップアップの王道ともいえる。ましてや今年は、これがミラノ・コルティナ五輪へのラストチャンスともなる。

そして男女ともにジュニア世界選手権の選考対象試合となっている。
既に開催済みの全日本選手権NHと名寄の2試合と名寄で実施される記録会の成績の合計により、上位者が選考される。

女子組優勝は一戸くる実。
昨季はシーズンを通じてワールドカップ(WC)チームに定着し、この夏のグランプリでは初優勝も遂げた。
が、今シーズンのWC開幕メンバーからは漏れてしまい、今ここに至ってミラノ・コルティナ五輪への扉は閉ざされてしまった状況だ。

報道によると、WC開幕メンバーから漏れてしまった際には1週間くらい泣き続けたらしい。
が、今はクヨクヨしててももったいないと前を向き、札幌と蔵王のWCに出て、WCで通用する力があるところを証明したいと前を向いているようだ。

男子組優勝は栗田力樹。
全日本A級公認試合でシニアとして優勝するのはこれが初めてではないだろうか?
NHを得意としているようで名寄との相性も良く、2023年のこの大会では3位に入っている。

前述の通り、この2連戦はCOC札幌大会の出場権が懸かる。
もし出場できれば、栗田にとっては2021年8月のルシュノフ以来となる。
が、藤田慎之介、中村優斗、鈴木翔、竹内択らも虎視眈々とこの枠を狙っている。