第41回吉田杯ジャンプ大会

一戸くる実がK点越え2本で連勝 中村優斗は逆転で競り勝つ

全日本スキー連盟A級公認
  • 2025年12月14日(日)
  • 名寄市 名寄ピヤシリシャンツェ
  • HS100/K90

女子組

1  一戸 くる実(雪印メグミルクスキー部) 218.0pt
2  櫻井 梨子(あいおいニッセイ同和損保) 201.0pt
3  岩佐 明香(大林組スキー部) 198.5pt
 
4  中山 和(日本ビールスキー部) 196.5pt
5  斎藤 優(LuFT) 194.0pt
6  岩崎 里胡(戸田建設株式会社) 182.5pt
7  五十嵐 彩佳(ガスワンスキーチーム) 172.0pt
8  鴨田 鮎華(ブレイズスキーチーム) 171.5pt
9  中村 安寿(白馬村スキークラブ) 165.5pt
10  藤元 彩子(法政大学) 164.5pt

リザルト

男子組

1  中村 優斗(COOTS SC) 225.0pt
2  藤田 慎之介(Farm Fujita) 223.0pt
3  池田 龍生(雪印メグミルクスキー部) 221.0pt
 
4  竹花 大松(土屋ホームスキー部) 220.5pt
5  山元 豪(ダイチ) 220.0pt
6  山根 和治(東京美装グループスキー部) 219.5pt
7  竹内 択(team taku) 209.5pt
=8  栗田 力樹(COOTS SC) 208.5pt
=8  工藤 漱太(雪印メグミルクスキー部) 208.5pt
=8  千葉 大輝(日本大学) 208.5pt

リザルト


女子組は一戸くる実が、国内雪上シーズン開幕2連勝。
ただ一人K点ジャンプを、しかも2本揃えて見せた。2位に17.0pt差をつけての大勝。
自ら「勝たなければならない試合」と位置付けた名寄の連戦をしっかりと勝ち切った。

2位と3位は、前戦と順番は入れ替わったが、櫻井梨子と岩佐明香が2試合連続の表彰台となった。

男子組は中村優斗が1本目の4位から、1本目同点トップだった藤田慎之介、池田龍生らを逆転して勝利を収めた。

中村は、11月初旬の全日本選手権LHでは、本命視されていたコンチネンタルカップ(COC)の派遣を逃してしまった。
仕切り直しではあるが、この日の勝利と前日の3位という結果により、COC札幌大会の出場権獲得は堅いのではないだろうか。

男子において、この名寄連戦はCOC札幌大会の出場権が懸かっている。
そこでの成績を足掛かりにワールドカップ(WC)札幌大会に出場することがステップアップの王道であり、ましてや今年はこれがミラノ・コルティナ五輪へのラストチャンスともなる。

COC札幌大会の選考人数は10名。次の1から4の優先順位で選考される。

  1. 2025-2026 WCスタンディングス上位
  2. 2025-2026 COCスタンディングス上位
  3. Junior World Ski Championships2026 代表選手 2 名
  4. 下記大会を選考試合として2試合のジャンプポイント合計の上位
    • 名寄ピヤシリ大会
    • 吉田杯

1と2の人数が確定的ではないので何とも言えないが、4で選考されるのは3名前後となるのではないだろうか。
計算上は、5名寄2連戦の総合上位5名は次の通りとなるはず。

  1. 160pt(3位/1位):中村 優斗
  2. 160pt(2位/2位):藤田 慎之介
  3. 132pt(1位/8位):栗田 力樹
  4. 82pt(8位/4位):竹花 大松
  5. 81pt(5位/7位):竹内 択