2021 FISグランプリジャンプ男子個人第8戦クリンゲンタール

小林陵侑 圧勝 夏のタイトルはグランネルの手に

2021年10月2日(土) クリンゲンタール(GER)HS140/K125

11th Grand Prix Competition

1  小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 283.8pt
2  ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) 259.7pt
3  ヨハン-アンドレ・フォルファング(NOR) 254.0pt
 
7  佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) 244.8pt
35  中村 直幹(Flying Laboratory SC) 100.0pt
39  小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 95.5pt
43  佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) 92.7pt

予選リザルト オフィシャル リザルト


この夏(も)好調のノルウェーAチームと前戦から参戦した日本Aチームが、最終戦にして初めて顔を合わせることとなった。

注目はやはりグランネルvs小林陵侑。
グランネルは、1本目で小さくガッツポーズを見せたものの129.0mと飛距離は伸びず8位。
それでも2本目はさすがのパフォーマンスでヒルサイズまで飛び最終2位に。
一方の陵侑は、1本目で小さく小首を傾げたものの138.0mとHSに迫り暫定トップ。
2本目ではヒルサイズまで飛び、猛追するグランネルを退けた。

ノルウェーと日本だけでなく各国の主力選手が揃った。
観ている分には楽しい試合ではあったけれど、1本目と2本目の順位に乖離が目立つことから、条件面では意外とシビアな試合だったのかも。

最も象徴的なのが佐藤幸椰。
1本目は陵侑に次ぐ2位。2戦連続のワンツーに期待がかかった。しかし、2本目は20番手で最終は7位。
本人曰く「攻めた結果」「時期を考えれば悲観することもない」「この回数を減らしていけば先は明るい」と頼もしい。

さて、これで、この夏の男子GPも全日程を終了。
出場した4試合で3勝+2位のグランネルが冬に続き夏のタイトルも獲得することとなった。
日本Aチームは2試合だけのエントリーだったが、その2試合を幸椰と陵侑がしっかりと獲った。打倒グランネルに準備は万端だ。

全体に見ても極端に不調を囲っているような選手も見当たらず、各国各選手が冬に向けて良い準備ができているように見える。
楽しみな新シーズンは11月19日にニジル・タギルで開幕する。

グランプリ総合順位

1 ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR)3803勝
2 ダヴィド・クバツキ(POL)2421勝
3 ヤン・ヘール(AUT)2252位
4 マリウス・リンビーク(NOR)2192位
5 アンツェ・ラニセク(SLO)2083位
6 ヤクブ・ヴォルネ(POL)2031勝
8 小林 陵侑(JPN)1801勝
15 佐藤 幸椰(JPN)1361勝
19 シュテファン・クラフト(AUT)1241勝
21 伊東 大貴(JPN)955位
38 藤田 慎之介(JPN)539位
39 清水 礼留飛(JPN)5210位
40 渡部 陸太(JPN)4612位
53 渡部 弘晃(JPN)2418位
59 岩佐 勇研(JPN)2013位
62 中村 直幹(JPN)1814位
74 小林 潤志郎(JPN)922位
 佐藤 慧一(JPN)043位

個人総合順位

大会別優勝者

1 ヤクブ・ヴォルネ(POL) ヴィスワ(HS134)
2 ダヴィド・クバツキ(POL) ヴィスワ(HS134)
3 シュテファン・クラフト(AUT) クーシュベル(HS135)
4 ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) シュチンスク(HS99)
5 ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) シュチンスク(HS99)
6 ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) チャイコフスキー(HS140)
7ラスノフ
8ラスノフ
9 佐藤 幸椰(JPN) ヒンツェンバッハ(HS90)
10 小林 陵侑(JPN) クリンゲンタール(HS140)

団体戦 大会別優勝国

1ノルウェーチャイコフスキー(HS140-MIX)日本4位

ネイションズカップ総合順位

1 ノルウェー1251
2 オーストリア-478
3 ポーランド-479
4 日本-493
5 スロベニア-495

国別総合順位