リンビークがグランプリ初優勝 アイグロはエストニアに歴史的快挙をもたらす
Official Results
1 | マリウス・リンビーク(NOR) | 282.4pt |
2 | アルティ・アイグロ(EST) | 268.1pt |
3 | グレゴール・デシュバンデン(SUI) | 264.3pt |
15 | 小林 朔太郎(雪印メグミルクスキー部) | 234.8pt |
17 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 233.1pt |
24 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 223.3pt |
21 | 小林 潤志郎(Wynn.) | 90.7pt |
43 | 竹内 択(team taku) | 89.8pt |
本来であれば8月中旬に行われていたはずのヴィスワ大会。
開催直前に、強い嵐によりジャンプ台の一部が損傷。
一旦キャンセルされ、約1カ月後のこの週末に開催されることになった。
代替試合は9月14日と15日を候補として調整されているらしいのだが、この場合、チームJAPANの第1次遠征はどうなるのだろうか。
この第1次遠征はクーシュベルとヴィスワに派遣されることとなっていた。
(中略)
❸ 9月21日から始まる第2ピリオドのメンバーを派遣?
(中略)
❸は、せっかく第1次遠征の権利を掴み獲った選手たちが可哀そう。
これについては、第1次遠征の選手たちがそのままエントリーされたので本当に良かったと思う。
特に、熾烈な札幌3連戦を勝ち抜き権利を掴んだ佐藤慧一と竹内択にとって。
ただ、残念ながら竹内択は小林潤志郎と共にポイント獲得とはならなかった。
日本勢の最高位は、6日前の国内戦で雪印メグミルク入社後初優勝を挙げたばかりの小林朔太郎の15位。
17位に中村直幹、24位に佐藤慧一と続き、この3名がGP開幕から3試合連続のポイント獲得。
今夏初めてAチームを送り込んできたノルウェーが好調で、マリウス・リンビークが快勝。
ワールドカップでは8勝を挙げているリンビークだが、グランプリはこれが初勝利。
2位はエストニアのアルティ・アイグロ。
ワールドカップでのこれまでの最高位は14位、グランプリは13位。
自身にとってWC・GPを通じて初の表彰台となったが、エストニアにとっても初となる歴史的快挙。
3位は昨年の夏に3勝を挙げ一躍時の人となったスイスのグレゴール・デシュバンデン。
アレックス・インサムが5位、テイト・フランツが6位と健闘。
同じく8月の試合がキャンセルとなった女子の代替試合は行われないことになった。
この週末はトロンハイムでインターコンチネンタルカップが開催されるが、2025世界選手権のプレ大会的な意味もあって多くの選手が既にこれにエントリーしているため、ヴィスワの代替試合をここにぶつけることは困難との判断があったようだ。
トロンハイムでは男子のコンチネンタルカップも開催されるが、オーストリア、ドイツなどは、プレ大会を優先したもよう。
なお、トロンハイムには日本から男女計4名の選手が参戦。
SAJの派遣としては二階堂蓮のみなので、他の3名は自費で参戦したものと思われる。
FISコンチネンタルカップ男子個人第3戦トロンハイム
- 優勝 M.フェットナー(AUT)
- 2位 D.フーバー(AUT)
- 3位 M.アイゼンビヒラー(GER)
- 10位 二階堂 蓮(日本ビールスキー部)
- 51位 藤田 慎之介(Farm Fujita)
FISインターコンチネンタルカップ女子個人第3戦トロンハイム
- 優勝 K.シュミット(GER)
- 2位 A-O.ストローム(NOR)
- 3位 T-M.ビョルセット(NOR)
- 34位 中山 和(日本ビールスキー部)
- 43位 斎藤 優(早稲田大学)
サマー大会の真っただ中で、立て続けに二人の選手の引退の報が飛び込んできた。
クレメンス・ムランカもダニエル=アンドレ・タンデも、どちらもまだ30歳。
まだまだやれる選手たちではあるが、タンデは2021プラニツァでの転倒の恐怖心を拭い去ることができなかったことを引退の理由として挙げている。
今まで楽しませてくれありがとう。
おつかれさま。