2017/18 FISスキージャンプワールドカップ男子団体第6戦オスロ

RAW AIR開幕 ノルウェー圧勝 ストッフ暫定首位

2018年3月10日(土) オスロ(NOR)HS134/K120 

23rd World Cup Competition 

1  ノルウェー   1098.7pt 539.4pt 1位 559.3pt 1位
 ダニエル-アンドレ・タンデ  129.3pt 2位  137.8pt 1位
 アンドレアス・ストエルネン  135.6pt 1位  138.0pt 1位
 ヨハン-アンドレ・フォルファング 133.5pt 2位  140.2pt 1位
 ロベルト・ヨハンソン  141.0pt 1位  143.3pt 2位
2  ポーランド   1039.8pt  512.8pt 2位   527.0pt 2位
 マチェイ・コット  120.3pt 4位  120.9pt 5位
 ステファン・フラ  120.0pt 5位  122.5pt 4位
 ダヴィド・クバツキ   131.7pt 3位  138.8pt 2位
 カミル・ストッフ  140.8pt 2位  144.8pt 1位
3  オーストリア   1010.2pt 499.4pt 4位 510.8pt 3位
 グレゴア・シュリーレンツァウアー  129.3pt 2位  126.5pt 2位
 クレメンス・アイグナー  121.6pt 4位  125.9pt 3位
 ミハエル・ハイベック  117.0pt 4位  125.2pt 4位
 シュテファン・クラフト  131.5pt 4位  133.2pt 5位
 
 ドイツ   1009.8pt    
5  日本   976.6pt  481.3pt 6位  495.3pt 5位
 佐藤 幸椰  130.7pt 1位  115.9pt 6位
 竹内 択  116.1pt 6位  115.3pt 8位
 小林 潤志郎  113.8pt 5位  126.0pt 3位
 小林 陵侑  120.7pt 7位  138.1pt 4位
 スロベニア   974.5pt    
 スイス   879.0pt    
 ロシア  834.3pt    

オフィシャル リザルト


 

2年目のRAW AIRが開幕。
金曜の予選では、今季2度目の無双状態にあるストッフがコーチリクエストでゲートを1段下げたにもかかわらず最長不倒でトップ。ヨハンソン、フライタークがこれに続いた。
予選リザルト

 

そして、団体戦。
いゃぁ、ちょっとノルウェーが強すぎるなぁ。
HSジャンプ2本を含む8本全てが130mオーバー。
ノルウェーは今季4勝目。
フライング選手権と五輪も含めると団体戦は8戦6勝。

 

ポーランドは、ストッフが1本目でコーチリクエストを使う好調さを見せつけ、更にクバツキも相変わらずの高いフライトでHSオーバーを出すなど追いすがったが、コットとフラが今一つ。
結局、ノルウェーには58.9ptも離されてしまった。

 

前戦ラハティで今季初勝利を遂げたドイツは、フライタークのコーチリクエスト失敗もあり、0.4pt差で今季初戦以来久々に表彰台を逃した。
代わりに3位に入ったのは、これまた今季初戦以来久々の表彰台となったオーストリア。
復調傾向にあるクラフトは今一つな感じではあったけれど、シュリーリが良い感じになってきたように見える。

 

日本は、幸椰が1本目の第1グループでトップとなりワクワクさせてくれた。
タンデ、コット、シュリーリ、ガイガー等を従えたんだからたいしたもの。
以前にも書いたけれど、個人的には、2017年のHBCカップで「一人だけ違うテーブルから踏み切ったかのような高い飛び出しを見せた」、あの頃から幸椰のジャンプが大きく変わったように感じている。
Jスポのゲスト解説だった斉藤浩哉氏によると幸椰は低いアプローチ姿勢が魅力で、さらに元康氏によるとこれほどの低いアプローチ姿勢は日本人ではなかなかできないのだそうだ。

 


 

さて、RAW AIRは2ラウンドを終わってストッフが暫定トップ。
団体戦でポイントを稼いだノルウェー勢が2~4位に続く。
過酷な10日間は、まだ始まったばかり。

 

 RAW AIR トーナメント 総合順位    (全順位)        
   Name Total 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
1 ストッフ 428.8 143.2 285.6                
2 ヨハンソン 421.3 137.0 284.3                
3 フォルファング 408.0 134.3 273.7                
4 ストエルネン 404.7 131.1 273.6                
5 クバツキ 402.8 132.3 270.5                

 


 

トム・ヒルデの引退のニュースが流れた。
1月のCOC札幌大会でその姿を目の当たりにしたばかり。
RAW AIRでひと暴れしてもらいたい。