クバツキが15戦ぶりの勝利 チョフェニックは2度目の表彰台
2023年3月16日(木) リレハンメル(NOR)HS140/K123
32nd World Cup Competition
1 | ダヴィド・クバツキ(POL) | 283.1pt |
2 | アンツェ・ラニセク(SLO) | 275.7pt |
3 | ダニエル・チョフェニック(AUT) | 273.9pt |
5 | 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) | 263.5pt |
31 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 101.3pt |
38 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 90.1pt |
44 | 竹内 択(team taku) | 76.6pt |
47 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 72.1pt |
佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 予選55位 |
クバツキが1本目4位からの逆転で、第11戦インスブルック以来となる出場15戦ぶりの勝利。
今季6勝目。通算11勝目。
向きも強さもコロコロと変わる風。長く待たされる場面も頻発する難しいコンディションだったが2本目のクバツキはうまくまとめた。
直前でアイゼンビヒラーが強い向かい風を受けヒルレコードタイとなる146.0mを飛んだことでゲートが下げられた。併せて風も弱まったが、むしろそのおかげて飛びすぎることなく綺麗にランディングを決めることができた。
1本目トップだったチョフェニック。
オスロ2戦目でも1本目でトップを獲ったが結果は5位に終わっていた。でも今回はしっかりと3位に踏みとどまった。今季・通算2度目の表彰台。
小林陵侑の2本目はガッツポーズも出るほどの会心の1本だった。
それでも表彰台に届かないのは何とももどかしいところではあるけれど、不振の日本勢の中では孤軍奮闘で本当によく頑張っていると思う。
総合順位も一つ上がって6位に。ジワを抜いて5位になる可能性も残している。
RAWAIR総合ではグランネルがトップをキープしたが、2位以下はめまぐるしく順位が変動している。
残るはヴィケルスンでの6本。FHで差が付きやすくなるのでまだまだ分からない。
RAW AIR 総合順位(暫定)
1 | ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) | 1569.9 |
2 | アンツェ・ラニセク(SLO) | -35.5 |
3 | シュテファン・クラフト(AUT) | -38.0 |
4 | ダヴィド・クバツキ(POL) | -57.7 |
5 | ダニエル・チョフェニック(AUT) | -73.4 |
優勝したクバツキに対してグランネルは6位だったので両者の差は60pt縮まった。
残り5戦。総合優勝の可能性は上位2人に絞られたが、仮にクバツキが残りを全勝したとしてもグランネルはあと183pt積めば逃げ切れる。クバツキの反撃はやや遅きに失したか。
なお、クラフトとラニセクは2位になる可能性を残すので、クバツキはむしろ彼らとの2位争いの渦中にいると見た方が良いのかも。
ワールドカップ総合順位(暫定)
1 | ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) | 1878 |
2 | ダヴィド・クバツキ(POL) | -318 |
3 | シュテファン・クラフト(AUT) | -508 |
4 | アンツェ・ラニセク(SLO) | -509 |