スキージャンプFISワールドカップ2025/26男子個人第25戦オスロ

デシュバンデンがワールドカップ初優勝 中村直幹が今季2度目の表彰台

30th World Cup Competition
  • 2026年3月14日(土)
  • オスロ(NOR)
  • Large Hill Individual
  • HS134/K120

Official Results

1  グレゴール・デシュバンデン(SUI) 263.1pt
2  マキシミリアン・オルトナー(AUT) 261.7pt
3  中村 直幹(Flying Laboratory SC) 251.7pt
 
5  二階堂 蓮(日本ビールスキー部) 250.6pt
13  小林 陵侑(TEAM ROY) 234.5pt
18  内藤 智文(山形市役所) 225.9pt
21  佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) 223.8pt

予選リザルト 本戦リザルト


グレコール・デシュバンデンがワールドカップ(WC)初優勝。
35歳と15日での初優勝は、2023/24エンゲルベルクでピウス・パシュケが打ち立てたWC初優勝の史上最年長記録を更新したこととなる。

パシュケが初優勝を遂げた1試合前のクリンゲンタールでデシュバンデンは2位となりWC初表彰台を獲得。その前の夏のグランプリでは3勝を挙げ総合2位。初優勝への機運は高まっていた。

翌24/25シーズン。序盤にパシュケが覚醒。それに呼応するようにデシュバンデンも序盤から好成績を連発。第5戦で2位、第7戦で2位、第9戦で3位、第12戦で2位と、いつ勝ってもおかしくない状態にあった。

が、勝利の瞬間は訪れず。
24/25シーズンは、パシュケに次ぐ総合6位となったが、正直、機を逸した感はあった。

今シーズンは、オリンピック前までは10位が3回あったものの、どうも成績が安定しない。
ところがオリンピック個人ノーマルヒルで、二階堂蓮と共に銅メダルに輝いたものだからスキージャンプという競技は分からない。
そうして訪れたのがこの日の勝利だ。

霧が立ち込め、時折吹きつける突風が悪さをする難しいコンディション。
プレヴツ、ライムント、ホフマンらが2本目に進めず、7位で折り返した小林陵侑や、11位で折り返した内藤智文も2本目では叩き落されてしまった。

そういった状況がデシュバンデンに味方したともいえる。
が、勝利の要因はそれだけではなく、2本のジャンプを見事にまとめあげた。
シモン・アマンの肩に担がれて満面の笑顔で喜びを表したが、担いでいるアマンも満面の笑顔で心底うれしそうだった。

トップで折り返したマキシミリアン・オルトナーは、2本目を飛び終えて食い入るように得点表示を待ったが、初優勝には1.4pt足りなかった。
これまで2度の3位があるが初の2位。苦笑いの中に悔しさと喜びの感情が同時に表われたが、悔しさが勝っていただろうか。

3位は1本目7位から上がった中村直幹。
第17戦札幌での2位に続く今季2度目の表彰台。
2022/23ルカから数えて通算3度目の表彰台。

二階堂蓮は5位。
総合4位だったライムントがノーポイントに終わったことで、そのライムントに36ptの差をつけて総合4位に浮上した。
一方、総合3位のチョフェニックは1本目10位から6人捲って4位。5pt離され、その差は65pt。

WC個人総合順位