2021 FISグランプリジャンプ男子個人第4戦シュチンスク

グランネル優勝 ゾグラフスキー初表彰台 藤田慎之介9位

2021年9月5日(日) シュチンスク(KAZ)HS99/K90

4th Grand Prix Competition

1  ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) 258.6pt
2  マリウス・リンビーク(NOR) 249.2pt
3  ウラジミール・ゾグラフスキー(BUL) 245.9pt
 
9  藤田 慎之介(東海大学) 229.1pt
10  清水 礼留飛(雪印メグミルクスキー部) 227.2pt
14  伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 224.1pt
18  渡部 陸太(東京美装グループスキー部) 215.9pt
33  渡部 弘晃(東京美装グループスキー部) 102.6pt
35  岩佐 勇研(東京美装グループスキー部) 97.8pt

オフィシャル リザルト


金曜日-
強烈な横風が吹き、LHで予定されていた公式練習とプロローグがキャンセルに。

土曜日-
風の状態は相変わらずで、LHで開催されるはずだったこの日の試合はNHで行われることに。
しかし、風は収まらず、何度かスタートがディレイされたのち一応試合は始まったが、とても飛べる状態になく結局キャンセル。日曜日に順延されることとなった。

日曜日-
タブルヘッダーの第1試合として現地8:30に試合開始。
緩めの追い風でレッドなど一度も出ることなくサクサクと試合は進んだ。

昨季WC総合王者グランネルが、今夏のGPに初参戦にして初優勝。
そして、意外にもこれが自身GP初勝利。と言っても、WCだって昨季初優勝したばかりなんだけどね。

リンビークは、GPでは2019クリンゲンタール2位以来の表彰台。
みんな大好きゾグラフスキーはWC・GP通じて初表彰台。

藤田慎之介はGP初出場にして見事9位。
渡辺陸太もGP初出場にして見事ポイント獲得。

清水礼留飛はWC・GP通じて2015年WCニジニ・タギル以来となる海外試合。
ポイント獲得は2015年9月のアルマトイでの30位以来となる丸6年ぶり。しかも10位だなんて!
伊東大貴のGP海外派遣は2017年以来となる4年ぶり。
しっかりと仕事を果たすあたりはさすが。

日本男子チームは、今夏のGP遠征をここシュチンスクからスタートさせた。
個人の成績はもちろんのことだけど、チームとして枠の確保も大命題。
狙ったのか偶然なのかは知らないが、 シュチンスクではエントリーが40人にも満たず予選無し。しかも、ドイツとポーランドは不参加。フルメン揃えたのはノルウェーのみ… と日本チームにとってはポイント大量獲得の絶好のチャンス。

その意味からは、まずまずのポイントを得られて良かった。
もし、中止のまま代替試合も行われなければノーポイントのまま1試合を棒に振ったかもしれないわけで。

シュチンスクは、昨年のGPのカレンダーに載って初開催となるはずだっのが、結局コロナでキャンセル。
1年経ち、今年こそはと思ったのに、強風でなかなかスケジュールが消化できない。
それでも今日、何とか試合は無事開催され成立した。
開催に向けて尽力してきた関係者の方達のことを思えば、2年連続で開催中止なんていう憂き目にあわなくてホントに良かったと思う。

総合順位