第60回雪印メグミルク杯全日本ジャンプ大会

岩佐明香 2強を破る 渡部弘晃 二階堂蓮 高田雄生がV

2019年1月5日(土) 札幌市 宮の森ジャンプ競技場 HS100/K90 

 

 

女子組(ゲート1本目13)

 岩佐 明香(日本大学)  102.5pt  86.5m  
 高梨 沙羅(クラレ)  101.0pt  85.0m  
 伊藤 有希(土屋ホームスキー部)  97.0pt  83.0m  
 
 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ)  92.5pt  81.5m  
 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ)  82.5pt  77.0m  
 小林 諭果(CHINTAIスキークラブ)  81.0pt  78.0m          

リザルト

ジュニア組(ゲート1本目18)

 高田 雄生(札幌宮の森中学校)  100.0pt  86.0m  
 辻 創太(札幌柏中学校)  98.0pt  85.0m  
 森野 幹登(札幌厚別南中学校)  92.5pt  82.5m  
 
 坂野 旭飛(札幌栄南中学校)  86.5pt  79.0m  
 中村 正幹(札幌宮の森中学校)  86.0pt  79.0m  
 川上 航太郎(小樽朝里中学校)  76.5pt  75.0m          

リザルト

少年組(ゲート1本目8)

 二階堂 蓮(下川商業高校)  107.0pt  88.0m  
 藤田 慎之介(東海大学付属札幌高校)  106.5pt  87.5m  
 高橋 佳佑(盛岡中央高校)  87.0pt  79.5m  
 
 小林 龍尚(盛岡中央高校)  85.0pt  78.5m  
 中村 愛斗(飯山高校)  79.0pt  75.5m  
 池田 龍生(蘭越町スキー連盟)  74.5pt  75.0m          

リザルト

成年組(ゲート1本目8)

 渡部 弘晃(東京美装グループスキー部)  132.0pt  99.5m  
 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部)  127.5pt  98.5m  
 作山 憲斗(北野建設スキー部)  123.0pt  95.0m  
 
 清水 礼留飛(雪印メグミルクスキー部)  118.5pt  93.0m  
 内藤 智文(古河市スキー協会)  117.0pt  104.5m  
 駒場 信哉(東京美装グループスキー部)  112.0pt  90.0m          

予選リザルト リザルト

男子総合リザルト


 

新春恒例の雪印メグミルク杯。残念ながら今年は荒れた。
下記は本来のタイムテーブル。

  • 試技開始 09時30分
  • 競技開始 10時30分

しかし、実際は、

  • 試技開始 09時30分
  • 競技開始 11時40分

 

試技が1時間も押したのは風向風速が定まらず降雪もあったから。
でも、だからといって普通はそんなに押すことはない。
そこまで押した理由は、成年組は試技ではなく予選であったため。そして、相も変わらずGF/WFが採用されていないため。

GF/WFが採用されていれば、まだ少しは公平性と安全性の一翼をそれらに担わせることもできただろうが、採用されていない以上はシグナルコントロールで公平性と安全性を図るしかない。
結果としてレッドが頻発。遅々として先に進まない。

第11回伊藤杯大倉山サマージャンプ大会 2017.11.04

う~ん、試合当日に予選を行うならWFはともかくとして最低でもGF採用とセットで行う必要があるのではないだろうか。でないと、このように試合開始時間に多大な影響を及ぼすことになる。もちろんGF/WFがあったとしても遅れるときは遅れるだろうけど・・・
また、試技は運営が本戦に向けて適正ゲートを探る場でもあると思うのだが(実際、試技の途中でゲートを変更することはよくある)、GF採用なしの予選では適正ゲートを探る機会も奪われてしまう。

第11回伊藤杯大倉山サマージャンプ大会 2017.11.04

 

11時40分にようやく始まった女子1本目も、開始25分後の12時05分から風と雪が激しくなり中断。
12時25分に再開されるも12時40分にジュニア組の途中で再び中断。
なが~い中断を経て再開したのは14時ごろ。
少年組と成年組の1本目が終了したのは14時55分。
一度は2本目開始予定のアナウンスも流れたけれど、結局キャンセルで1本目の結果で試合成立。

 

お天気には勝てないけれど、GF/WFが採用されていれば、まだ対処のしようもあったはず。

 

女子組


① 岩佐 明香(日本大学)

 

② 高梨 沙羅(クラレ)

 


③ 伊藤 有希(土屋ホームスキー部)

 

4  勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ)

 


5 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ)

 


6 小林 諭果(CHINTAIスキークラブ)

 

ジュニア組


① 高田 雄生(札幌宮の森中学校)

 


② 辻 創太(札幌柏中学校)

 


③ 森野 幹登(札幌厚別南中学校)

 


4 坂野 旭飛(札幌栄南中学校)

 


5 中村 正幹(札幌宮の森中学校)

 


6 川上 航太郎(小樽朝里中学校) 

 

少年組


① 二階堂 蓮(下川商業高校)

 


② 藤田 慎之介(東海大学付属札幌高校)

 


③ 高橋 佳佑(盛岡中央高校)

 


4  小林 龍尚(盛岡中央高校)

 


5 中村 愛斗(飯山高校)

 


6 池田 龍生(蘭越町スキー連盟)

 

成年組


① 渡部 弘晃(東京美装グループスキー部)

 


② 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部)

 


③ 作山 憲斗(北野建設スキー部)

 


4 清水 礼留飛(雪印メグミルクスキー部)

 


5 内藤 智文(古河市スキー協会)

 


6 駒場 信哉(東京美装グループスキー部) 

 


 

今季開幕からWCに参戦している岩佐明香は4戦してノーポイント。
国内戦で見せる強さをWCで発揮できていない。勝ちたい気持ちが強すぎて踏切で突っ込みすぎていたとのこと。
この日は踏切りを修正したことが結果につながったらしい。
高梨・伊藤の2強を破っての勝利はやはりインパクトがある。WC日本シリーズを前に弾みがついたね。

 

男子組では予選をトップ通過し大会2連覇に向け勢いづいた内藤智文が小林陵侑が大倉山で見せたようなとんでもない高さを飛んできた。
そのあまりのヤバさに空中で驚愕の表情を浮かべ、両手を広げて対処を試みたが全然高度が下がらない。
着地したのはヒルレコードを0.5m上回る104.5m。しかし、前のめりに派手に転倒。

 

宮の森のバッケンレコードは栃本翔平が2012年の雪印メグミルク杯で出しているが、あの時のとっちーってどうやって着地したんだっけ?

 

成年組を制したのは渡部弘晃。
内藤と渡部は直接的なライバル関係で競い合う機会が多いけれど、二人とも成績を残しているのに正しく評価されていない選手。
札幌ではこの後、COCとWCが続く。なんとかチャンスをつかんでもらいたい。

 

少年組の二階堂蓮と藤田慎之介も直接的なライバル関係で競い合う機会が多いふたり。
この日も僅差の勝負。
高いレベルで競い合える好敵手がいると若手はグングン伸びる。

表彰式

 

表彰式はマスコミ様の壁の向こう側で行われたため今回は写真無し。
なお、例年通りジュニア特別奨励賞の表彰も行われた。

  • ジュニア特別奨励賞 坂野 旭飛(札幌栄南中学校)
  • ジュニア特別奨励賞 中山 和(下川中学校)

なお、旭飛くんは雪印OBの坂野幸夫さんのお子さん。

 

表彰式終了は15時40分ごろ。
こんな試合は何度か経験しているが、今回は正直、心が折れた。

 


 

おや? 池田龍生が1本目でアディダスのスーツを着ているね。

 

探してみると11月のNHK杯の写真もアディダスだ。
日本の選手は皆ミズノを着用しているのにね。龍生も試技と本戦でミズノとアディダスを使い分けているようだ。
留学したフィンランドに何らかのルートを持っているのかな?
でも、メンテナンスとかどうしているんだろう?