清水礼留飛 4季ぶりの復活V 女子は高梨沙羅が圧勝
2019年1月6日(日) 札幌市 宮の森ジャンプ競技場 HS100/K90
女子組(ゲート1本目12、2本目11)
1 | 高梨 沙羅(クラレ) | 235.0pt | 92.5m | 92.0m |
2 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 199.0pt | 89.5m | 79.0m |
3 | 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) | 179.0pt | 84.5m | 76.0m |
男子組(ゲート1本目5、2本目4)
1 | 清水 礼留飛(雪印メグミルクスキー部) | 223.0pt | 91.5m | 88.0m |
2 | 内藤 智文(古河市スキー協会) | 215.0pt | 86.5m | 90.0m |
=3 | 渡部 弘晃(東京美装グループスキー部) | 207.5pt | 84.5m | 89.0m |
=3 | 作山 憲斗(北野建設スキー部) | 207.5pt | 90.0m | 83.0m |
5 | 駒場 信哉(東京美装グループスキー部) | 202.0pt | 86.5m | 84.0m |
6 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 199.5pt | 88.5m | 81.0m |
例年はコンチネンタルカップ札幌大会を兼ねて、同大会の3連戦の初戦として少なくともここ20年ほどは金曜日に宮の森で開催されていた札幌オリンピック記念。
金曜日開催ゆえに地味な存在だったが、今年はコンチ杯とは切り離され年初の日曜日に大倉山で開催され、合わせて女子組も行われた。
男子組を制したのは清水礼留飛。
2014ソチ五輪団体での銅メダリストもその後不振に陥った。
ここ3季はWC出場もできず、昨季からはSAJの強化指定からも外れた。
国内でも2015年UHB杯を最後に優勝がなく、「ジャンプ場に行きたくないくらい、きつかった」らしい。
今季は何度も自身の映像をチェックして鋭く前に飛び出すことに注力したところ結果に結びついたらしい。
女子組は高梨沙羅が唯一のK点越え。それを2本揃えての圧勝。
女子組
① 高梨 沙羅(クラレ)
② 伊藤 有希(土屋ホームスキー部)
③ 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ)
4 大井 栞(早稲田大学)
5 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ)
6 岩佐 明香(日本大学)
男子組
① 清水 礼留飛(雪印メグミルクスキー部)
② 内藤 智文(古河市スキー協会)
=③ 渡部 弘晃(東京美装グループスキー部)
=③ 作山 憲斗(北野建設スキー部)
5 駒場 信哉(東京美装グループスキー部)
6 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部)
表彰式
女子組 伊藤、高梨、茂野
女子組最長不倒賞 高梨 沙羅(92.5m)
男子組 内藤、清水、渡部、作山
男子組 駒場、佐藤
男子組最長不倒賞 清水 礼留飛(91.5m)
この大会は少年組の設定がないが、トップ3人を紹介したい。
10 二階堂 蓮(下川商業高校)
18 工藤 漱太(下川商業高校)
21 高橋 佳佑(盛岡中央高校)
この他にも、30位以内に残ったのは下記のとおり。
- 23 小林 龍尚(盛岡中央高校)
- 28 池田 龍生(蘭越町スキー連盟)
- 29 日下 瑠基(下川商業高校)
- 30 楢木 遊太(札幌日本大学高校)
ところで、この大会がコンチ杯と切り離されたのはFISの意向なのか、それとも札幌スキー連盟側の意向なのか。
仮に後者だったとしたら、連盟の狙いは「金曜日開催から土日開催に移せば集客が見込める!」「女子WC組も参戦させれば観客にも喜んでもらえる!」ということだったと思われる。
しかし、実態は―
何の宣伝もしていないので観客はスカスカ。
9時30分から公式練習が始まるのにシャトルバスは10時始発で2本のみという金曜日仕様のまま。
いつも行われる抽選によるサイン会もなし。
この実態を見る限り、札幌スキー連盟側の意向ではなかったと思えるんだけど… つまりは、FISの意向があって仕方なくコンチ杯と切り離したんだと。
そうだよね? いや、そうだと信じたい。
だって、まさか、こんなお粗末な大会をやる為に、国内若手選手たちの貴重なCOCポイント獲得の機会をむざむざ捨てたりはしないだろうから。
まぁ、どちらの意向だったにせよ、この大会における連盟のやっつけ感は酷すぎる。
せっかく小林陵侑のおかげで盛り上がっているのに。
せっかく女子WCチームが参戦したのに。
これじゃあ宝の持ち腐れ。