第97回宮様スキー大会国際競技会ラージヒル

岩佐明香が135.5mのビッグジャンプで今季国内4勝目 山元豪は接戦を制し宮様大会初優勝

FIS公認/全日本スキー連盟A級公認
  • 2025年3月1日(日)
  • 札幌市 大倉山ジャンプ競技場
  • HS137/K123

女子組

1  岩佐 明香(大林組スキー部) 199.0pt
2  中山 和(日本ビールスキー部) 186.0pt
3  一戸 くる実(雪印メグミルクスキー部) 171.3pt
 
4  斎藤 優(LuFT) 167.4pt
5  櫻井 梨子(あいおいニッセイ同和損保) 159.8pt
6  岩崎 里胡(戸田建設株式会社) 143.0pt

リザルト

少年組

1  長谷川 琉已(下川商業高校) 83.8pt
2  三上 託摩(余市紅志高校) 82.2pt
3  高橋 劉成(下川商業高校) 67.1pt
 
4  西澤 希陸(長野白馬高校) 53.3pt
5  杉山 瑶太(下川商業高校) 50.7pt
6  岡部 凛大郎(下川商業高校) 46.9pt

リザルト

成年組

1  山元 豪(ダイチ) 212.6pt
2  小林 潤志郎(Wynn.) 212.1pt
3  岩佐 勇研(東京美装グループスキー部) 212.0pt
 
4  中村 優斗(COOTS SC) 191.9pt
5  竹花 大松(土屋ホームスキー部) 185.7pt
6  工藤 漱太(雪印メグミルクスキー部) 183.3pt

リザルト 男子総合


向かい風の強弱が激しいうえに、上の方ではかなり舞ってるようで、小林朔太郎のように大きくローリングする選手も目立った難しい試合。

女子組は、1本目でその風を上手く捉え135.5mを飛んだ岩佐明香が優勝。
今季ここまでのラージヒル4試合をすべて勝利。シニアになりたての頃はラージヒルが怖いと言っていたのが嘘のよう。特に、この日は大ジャンプでもひるまずに着地をしっかりと決められたのは素晴らしい。

岩佐明香は、2023年ノーマルヒル2023年ラージヒル2025年ノーマルヒルに続く宮様大会4勝目。
2位に中山和、3位に一戸くる実と、表彰台は並びこそ異なるが、ここ4試合は同じ顔触れ。

成年組は、表彰台の3人が0.6pt差にひしめく大混戦。
そんな中、1本目で134.5mを飛んだ山元豪が宮様大会初優勝。
この冬は、コンチネンタルカップからワールドカップ札幌大会参戦を掴み取り、HBCカップでは国内で3季ぶりの勝利も飾った。これで今季国内2勝目。なかなか充実のシーズンを送っているのではないか。

1本目トップから、宮様大会二冠を狙った小林潤志郎は、2本目でやや難しい条件に当たってしまい0.5pt差の2位。
1本目で絶好の向かい風を掴んで143.0mの大ジャンプとガッツポーズを見せた岩佐勇研が3位。

それにしても岩佐勇研の復活は本当に喜ばしい。
2023年のサマー山形蔵王大会での左膝前十字靱帯という大怪我のあとは歩くのもやっとの状態だったらしい。
膝の曲げ伸ばしができない分、体感トレーニングに励んだことが現在のジャンプに活きているとのこと。

少年時代から、2歳年下の二階堂蓮と共に日本の将来を担う逸材として勝利をほしいままにしてきた選手。
遠回りしたけれど、大怪我を乗り越えて一回り大きくなった岩佐勇研の今後が楽しみでならない。

女子組

1 岩佐 明香(大林組スキー部)
2 中山 和(日本ビールスキー部)
3 一戸 くる実(雪印メグミルクスキー部)
4 斎藤 優(LuFT)
5 櫻井 梨子(あいおいニッセイ同和損保)
6 岩崎 里胡(戸田建設株式会社)

強い向かい風が吹くので男子のスピードはワールドカップ並みに抑えられた。
ところが、とにかくこの日は風の強弱が激しく、時折ピタリと凪いでしまう。

1本目を男子総合7位で折り返した長谷川琉已は、これは、すごいことになるかもしれないと期待させたが、2本目はピタリと風が止んでしまった。

少年組の選手にとって86km/h台のスピードで、この凪いだ状態では如何ともしがたい。57.0mに落ちてしまったが、少年組を2位で折り返した岡部凛大郎も同じような条件で63.0mに落とされてしまったこともあり、歴史ある宮様大会優勝者に名前を刻むこととなった。

少年組

1 長谷川 琉已(下川商業高校)
2 三上 託摩(余市紅志高校)
3 高橋 劉成(下川商業高校)
4 西澤 希陸(長野白馬高校)
5 杉山 瑶太(下川商業高校)
6 岡部 凛大郎(下川商業高校)

成年組

1 山元 豪(ダイチ)
2 小林 潤志郎(Wynn.)
3 岩佐 勇研(東京美装グループスキー部)
4 中村 優斗(COOTS SC)
5 竹花 大松(土屋ホームスキー部)
6 工藤 漱太(雪印メグミルクスキー部)

ミラノ・コルティナ五輪閉幕後の最初の日曜日の試合。
どれだけお客さんが集まるかと楽しみにしていたけれど、残念ながらご覧のような状態。

オリンピックは、そこで活躍した選手の人気には繋がるけれど、競技そのものの人気には直接的には繋がりにくいのかなという気がする。

選手の人気が出て、その選手見たさに人が集まり、やがてはその人たちが競技そのものを好きになっていく。
そういう流れだと思うので、この試合のようにオリンピックに出場した選手が出ていない試合に、急に客が集まるということにはならないのだと思う。

もっとも、宮様大会はほとんど宣伝なしなので、そもそも試合をやっていること自体が知られていないということもあるのだけれど。

雪上シーズン国内戦の表彰台(女子)

大会 優勝 2位 3位
名寄ピヤシリ 一戸 くる実 岩佐 明香 櫻井 梨子
名寄吉田杯 一戸 くる実 櫻井 梨子 岩佐 明香
HBCカップ 岩佐 明香 一戸 くる実 櫻井 梨子
TVh杯 岩佐 明香 中山 和 櫻井 梨子
雪印メグミルク杯 岩佐 明香 中山 和 岩崎 里胡
カツゲンカップ 一戸 くる実 岩佐 明香 中山 和
札幌五輪記念 中山 和 一戸 くる実 岩佐 明香
宮様ノーマル 一戸 くる実 中山 和 岩佐 明香
宮様ラージ 岩佐 明香 中山 和 一戸 くる実

雪上シーズン国内戦の表彰台(男子)

大会 優勝 2位 3位
名寄ピヤシリ 栗田 力樹 藤田 慎之介 中村 優斗
名寄吉田杯 中村 優斗 藤田 慎之介 池田 龍生
HTBカップ 佐藤 慧一 R.ペデルセン N.バッハリンガー
STVカップ   中 止  
HBCカップ 山元 豪 藤田 慎之介 竹花 大松
TVh杯 小林 朔太郎 葛西 紀明 竹花 大松
雪印メグミルク杯 佐藤 慧一 小林 朔太郎 岩佐 勇研
カツゲンカップ 小林 潤志郎 佐藤 慧一 佐藤 幸椰
札幌五輪記念 小林 朔太郎 岩佐 勇研 小林 潤志郎
宮様ノーマル 小林 潤志郎 小林 朔太郎 佐藤 慧一
宮様ラージ 山元 豪 小林 潤志郎 岩佐 勇研