第96回宮様スキー大会国際競技会ラージヒル

中学生の森大耀が男子総合6位の衝撃　宮嶋林湖は3季ぶりのV　小林潤志郎は142.5mの大ジャンプ

女子組

リザルト

少年組

リザルト

成年組

リザルト　男子総合

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この時季の宮の森地区は風の強い日が多いが、この日の大倉山もつい向かい風が吹いた。
かなり危険な転倒もあったようだが、3試合連続の2本目キャンセルは免れ最後まで試合は行われた。

女子組優勝は宮嶋林湖。
国内公認試合としては2021年12月の名寄ピヤシリ大会以来の勝利となるだろうか。
その時はまだ高校生。その翌シーズンの2022/23にはWC代表としてシーズンを通じて海外を転戦、翌2023/24シーズンも途中までWC代表だったこともあって、国内の試合に出る機会が限られていたことも、久々の勝利の要因だろう。

成年組優勝は小林潤志郎。
1本目では強い向かい風を受けて142.5mまでぶっ飛んだ。飛型点を見るとテレマークもしっかりと入っていたようだ。
2位に20点近いポイント差をつけたこともあってか、2本目はリクエストでゲートを3段下げた。それでも余裕の勝利。

話題をかっさらったのは少年組優勝の森大耀。
高校生たちを抑えての勝利もさることながら、男子組総合でも6位に入るという衝撃。男子総合7位の葛西紀明を上回ってしまった。

FIS公認である宮様大会。
かつては、後にスター選手となる外国勢も多数出場していた。
少年組の優勝者としては次のような選手たちが挙げられる。

• 2000 NH・LH　マニュエル・フェットナー（AUT）
• 2006 NH　グレゴア・シュリーレンツァウアー（AUT）
• 2011 NH　アレクサンダー・ズニシチョル（POL）
• 2012 NH・LH　カール・ガイガー（GER）

森大耀は、こうした選手たちと同じリストに名を連ねたことになる。
なお、中学生にして宮様大会少年組で優勝した現役選手としては次のような選手が挙げられる。

• 2011 LH　佐藤幸椰（当時:石狩花川北中）
• 2017 LH　二階堂蓮（当時:江別大麻東中）
• 2021 NH・LH　坂野旭飛（当時:札幌栄南中）
• 2022 NH・LH　西田蓮太郎（当時:下川中）

複合のオリンピアン森敏さんを父に持ち、自らも複合の選手として強化指定Dを受けているが、スペシャルの選手に負けないジャンプの力を持つがゆえに、今年の世界選手権にはスペシャルの代表として出場した。
春から高校生となるが、今後はジャンプを主戦場とするとのこと。楽しみだ。

なお、選考基準に載っているラハティとザコバネのCOC派遣が実施されるようだ。
正式には発表されていないので何とも言えないが、葛西紀明と小林潤志郎の参戦は報道にも出ているので間違いないだろう。そしておそらく内藤智文も。
選考人数は4名。基準を満たしているのは佐藤慧一や竹内択といった選手だが、さてどうなるか。

雪上シーズン国内戦の表彰台（女子）

雪上シーズン国内戦の表彰台（男子）