33季ぶりの開催地でヴェリンガーが久々の勝利 小林陵侑は2戦連続の2位
2023年2月11日(土) レークプラシッド(USA)HS128/K115
24th World Cup Competition
1 | アンドレアス・ヴェリンガー(GER) | 264.5pt |
2 | 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) | 256.0pt |
3 | ダニエル・チョフェニック(AUT) | 255.4pt |
11 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 241.1pt |
29 | 竹内 択(team taku) | 191.6pt |
32 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 104.5pt |
37 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 100.3pt |
42 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 94.7pt |
1932年と1980年に冬季オリンピックが開催されたレークプラシッド。
冬季オリンピックが2度開催されたのはサンモリッツ(SUI)、インスブルック(AUT)と合わせて3都市だけらしい。
ワールドカップとしては1982/83から7シーズンに渡って開催されており、今回は1989/90以来、実に33シーズンぶりの開催となる。
その33シーズン前の大会に葛西紀明が出場していたというから驚きだ。他には二階堂蓮の父である二階堂学さんなどが出場していた。
久々に開催された地で、久々の勝利を収めたアンドレアス・ヴェリンガー。
通算4つ目の勝利は2017/18ニジニ・タギル以来5シーズンぶり。表彰台でさえ2018/19ルカ以来4シーズンぶりだ。
2017世界選手権NHとLHで銀。2018平昌オリンピックNHで金、LHで銀。
順調にキャリアを重ね強豪ドイツのエースとなるべき選手だったがその後は怪我に泣かされた。
今季はここまでに10度トップ10内に入るなど好調を維持。
ラージヒルとしてはやや小ぶりで古いプロフィールのこの台とマッチしたのか、トレーニングから好調で予選もトップ。本戦はやや難しいコンデションとなったが5位からの逆転で勝利した。
逆転を食らってしまったうちの一人が小林陵侑。
1本目は136.0mの大ジャンプでトップ。しかし、2本目は強い追い風を受けてしまい16位の得点。
それでも1本目の貯金が効いて2戦連続となる2位。総合でも順位を1つ上げ6位に浮上した。
3位には次代のオーストリアのエース候補チョヘニック。これまでの自己最高5位を突き破り初表彰台。
2本目で5番手の得点となった中村直幹はトップ10に迫る11位。
また、竹内択が29位となり2019/20クルム以来3シーズンぶりのポイント獲得となった。