小林陵侑が今季3勝目 史上7人目の30勝の大台に
2023年3月26日(日) ラハティ(FIN)HS130/K116
36th World Cup Competition
1 | 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) | 145.9pt |
2 | シュテファン・クラフト(AUT) | 141.8pt |
3 | カール・ガイガー(GER) | 137.0pt |
32 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 93.2pt |
41 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 82.1pt |
44 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 74.8pt |
45 | 竹内 択(team taku) | 73.2pt |
佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 予選42位 |
ラハティが、誰も求めていないのに”らしさ”を発揮。
強い向かい風が吹いたかと思うと急に凪ぐ荒れ模様でレッドが頻発。
遅々として進まず、1本目の50人を飛ばすのに1時間45分もの時間を要した。
そんな条件下でも、小林陵侑はまさに”どこ吹く風”とばかりに会心の一発を決めて見せた。
向かい風に乗ったフライトは少し高すぎるかに見えたが、危険を感じさせることなくHSを大きく超える136.5mまで飛距離を伸ばし、着地も難なく決めた。
暫定トップに立った陵侑に対し続くラニセク、クラフトは越えられず。
グランネルはコーチリクエストを使ったが、何が起こったか大失速で95.0mにパタリと落ち46位。今シーズン初めてノーポイントで終わることになってしまった。
大方の予想通り2本目はキャンセル。
小林陵侑の今季3勝目、かつ、海外での今季初優勝が決まった。
そしてこの勝利は通算30勝目。
この大台に到達した選手は過去に6名のみ。陵侑は7人目の選手としてこの偉大なるサロンに加わった。
でも、もちろんこれは通過点に過ぎない。
1 | グレゴア・シュリーレンツァウアー(AUT) | 53勝 |
2 | マッチ・ニッカネン(FIN) | 46勝 |
3 | アダム・マリシュ(POL) | 39勝 |
3 | カミル・ストッフ(POL) | 39勝 |
5 | ヤンネ・アホネン(FIN) | 36勝 |
6 | イェンス・バイスフロク(DDR/GER) | 33勝 |
7 | 小林 陵侑(JPN) | 30勝 |
オーバーオールでは既にグランネルが総合優勝を決めているが2位から4位は確定していない。私的な理由により今季を終了したクバツキに対し、今日の結果を受けてクラフトが2位に浮上。ラニセクも3位を窺う。
小林陵侑はこれ以上順位を上げることはもうできないが、102pt後方のジワ、149pt後方のヴェリンガーから順位を守る戦いとなる。
ワールドカップ総合順位(暫定)
確1 | ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) | 2058 |
2 | シュテファン・クラフト(AUT) | -428 |
3 | ダヴィド・クバツキ(POL) | -466 |
4 | アンツェ・ラニセク(SLO) | -539 |
5 | 小林 陵侑(JPN) | -1047 |