スキージャンプFISワールドカップ2021/22女子個人第8戦リュブノ

ジルベスターツアー開幕 クリジュナルが感涙の今季初勝利

2021年12月31日(金) リュブノ(SLO)HS94/K85

8th World Cup Competition

1  ニカ・クリジュナル(SLO) 263.7pt ウルリチョバ
2  マリタ・クラマー(AUT) 259.9pt マルジナー
3  エマ・クリネツ(SLO) 257.2pt ベトリッヒ
 
5  高梨 沙羅(クラレ) 246.2pt クレール
15  勢藤 優花(北海道ハイテクAC) 226.3pt ワン
28  伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 207.5pt へスラー
29  岩渕 香里(北野建設) 201.8pt マヒーニャ
44  岩佐 明香(大林組スキー部) 92.7pt ボガタイ

予選リザルト

1st Start List

オフィシャル リザルト


今季新たに設けられたジルベスター・ツアー。
ジルベスターとはドイツ語で大晦日の意。12/31と1/1の2日間の総ポイント数でタイトルが決まる。
男子の4ヒルズ・トーナメントと同様のKO方式が採用されており、よって本戦出場はいつもより10人多い50人。

ツアーの初戦を制したのはクリジュナル。
昨季の総合女王だが、今季ここまでの最高位は4位で、まだ表彰台が無かった。
そこに焦りも感じていたであろうか、あるいは自国での優勝がそうさせただろうか。勝利が決まり感涙にむせぶ様は昨季ヒンツェンバッハで挙げた初優勝以上に感極まっているように見えた。

リュブノは2015/16に改修されて以降、アプローチの形状が特徴的でテーブルが短いためとにかくタイミングが合わせにくいと言われている。
高梨沙羅も、どうやらこの台を苦手としているようで、改修前は6戦4勝と相性が良かったにもかかわらず、改修後は今日の試合も含めて9戦して1勝(2018/19)しかしていない。

この日も、全体的に明らかにタイミングの遅れる選手が目立った。
さらには追い風に時折横風が強く混じるのか、踏切直後にバランスを崩す選手が多い。

でも、そこはさすがに地元のスロベニア勢に地の利があるか。
クリネツは鋭い飛び出しから安定した空中姿勢と得意のテレマークで3位。開幕時の勢いを取り戻した感がある。
ボガタイは1本目のコーチリクエストが裏目に出て6位と出遅れたが、2本目は鋭い踏切から飛距離を伸ばし4位まで追い上げた。

5連勝を目指すクラマーは1本目でトップだったが、2本目は良くない風にあたったせいもあってか空中でバランスを崩して89.0mにとどまった。
やはり踏切りのタイミングには苦労しているように見え、特に2本目はかなり遅れてしまった。それさえなければ横風をいなすこともできただろうに。

高梨沙羅はテレマークが決まらず思わず苦笑い。
1本目は92.0mを飛んでのことなので仕方が無いとして、2本目は87.0mで16点台。
今季はずっとこうした状態が続いているけれど、飛距離がある程度出ているだけに何とかしたいところ。

Silvester 暫定順位
1 N.クリジュナル263.7pt
2 M.クラマー-3.8
3 E.クリネツ-6.5
4 U.ボガタイ-14.1
5 高梨 沙羅-17.5
5 K.アルトハウス-17.5

Silvester総合順位

なお、クリジュナルはWC総合で2つ順位を上げ5位に浮上。
高梨沙羅は1つ順位を落とし7位。

WC総合順位