茂野美咲 6年ぶりのTVh杯優勝 佐藤慧一 今季3勝目
2019年3月2日(土) 札幌市 大倉山ジャンプ競技場 HS137/K123
女子組(ゲート1本目30、2本目30)
1 | 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) | 216.0pt | 128.0m | 118.0m |
2 | 岩佐 明香(日本大学) | 209.7pt | 121.0m | 119.0m |
3 | 大井 栞(早稲田大学) | 178.0pt | 105.5m | 118.0m |
男子組(ゲート1本目15、2本目15)
1 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 282.2pt | 136.5m | 138.5m |
2 | 原田 侑武(雪印メグミルクスキー部) | 267.3pt | 125.0m | 142.0m |
3 | 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部) | 265.5pt | 133.5m | 132.5m |
5 | 内藤 智文(古河市スキー協会) | 254.1pt | 129.0m | 131.5m |
5 | 清水 礼留飛(雪印メグミルクスキー部) | 252.7pt | 123.5m | 136.5m |
6 | 宮﨑 敬太(東海大学) | 251.4pt | 126.0m | 135.5m |
12月12日に開催する予定だったが雪不足でこの日に延期となった今年のTVh杯。
しかし、よりによって世界選手権の真っ最中に延期するとは。
前夜は男子個人NH。深夜2時まで観戦してほとんど眠れないまま朝を迎え大倉山へと赴いた。
それでなくてもこの週は日、火、水と深夜までの観戦で寝不足気味。試合中、眠くてしょうがなかった。
いつも通りの強めの向かい風。女子組優勝の茂野美咲はその風に乗り「気持ちよく飛べた」とのこと。2013年大会以来6年ぶりとなるTVh杯2度目の勝利。
一方で五十嵐彩佳が1本目3位で表彰台も視野に入ったが、2本目は強すぎる風に煽られストンと落下。代わりに表彰台争いに名乗りを上げた大井栞と御家瀬恋は0.1pt差で大井が登壇することとなった。
岩佐明香は2本目はトップスコアをマークしたが逆転ならず。10人しかエントリーがなかったこの試合。ぜひ勝っておきたかった。
男子2本目のラスト数名は一段と風が強まり大ジャンプが連発。
原田侑武は142.0mまで飛距離を伸ばして1本目6位から表彰台を射止めた。
一方でやや風が収まってしまった内藤智文は少し可哀想だったかな。
安定したビッグフライトを2本揃えた佐藤慧一が名寄ピヤシリ大会、HBCカップに続いてシニア・今季ともに3勝目。
栃本翔平も鋭い直線的なフライトを2本揃え3位。雪印勢が表彰台を独占した。
女子組
① 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ)
② 岩佐 明香(日本大学)
③ 大井 栞(早稲田大学)
4 御家瀬 恋(イトイ産業)
男子組
① 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部)
② 原田 侑武(雪印メグミルクスキー部)
③ 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部)
4 内藤 智文(古河市スキー協会)
5 清水 礼留飛(雪印メグミルクスキー部)
6 宮﨑 敬太(東海大学)
表彰式
女子組 岩佐、茂野、大井
女子組最長不倒賞 茂野 美咲(128.0m)
男子組 原田、佐藤、栃本
男子組 内藤、清水、宮﨑
男子組最長不倒賞 原田 侑武(142.0m)
この大会は少年組の設定がないが、トップ3人を紹介したい。
17 小林 龍尚(盛岡中央高校)
19 二階堂 蓮(下川商業高校)
21 藤田 慎之介(東海大学付属札幌高校)
この他にも、30位以内に残ったのは下記のとおり。
- 25 池田 龍生(蘭越町スキー連盟)
- 27 大井 駿(札幌日本大学高校)
飛んできたとき、一瞬「これは誰?」って思った。
試技の時の茂野美咲。
いつもと全然違うフライト姿勢。いつもは顔を上げているが、この時は頭を下げ顔が下を向いている。
意図して何かを試したのか? それとも意図せずこうなってしまったのか?
ちなみに試技は118.5mでトップ。
それにしてもお客さん少ない。これは1本目開始時点の様子。
ここまで少ないのは経験がないかな。
扇形に並んでいるのは信託ホームの応援団。彼らが居てくれてホント良かった。
3月とはいえ風が強くて陽も差さないので意外と寒かった。PM2.5でなんだか煙っているし…