茂野美咲 またまたPB更新 坂野旭飛 K点越えV
2020年2月11日(火・祝) 札幌市 大倉山ジャンプ競技場 HS137/K123
女子組(ゲート1本目30、2本目28)
1 | 茂野 美咲(CHINTAI) | 229.7pt |
2 | 小林 諭果(CHINTAI) | 212.5pt |
3 | 大井 栞(早稲田大学) | 178.2pt |
4 | 岩佐 明香(大林組) | 176.6pt |
5 | 渡邉 陽(東海大学) | 176.4pt |
6 | 勢藤 理桜(下川商業高校) | 166.8pt |
ジュニア組(ゲート1本目28、2本目28)
1 | 坂野 旭飛(札幌栄南中学校) | 200.2pt |
2 | 中村 正幹(札幌宮の森中学校) | 193.1pt |
3 | 高田 雄生(札幌宮の森中学校) | 179.3pt |
4 | 森 恢晟(札幌福井野中学校) | 116.2pt |
61回目の開催となる伝統の雪印メグミルク杯。今年は大きく様変わりした。
まずは、昨年までは年頭に開催され「あけましておめでとう」の言葉があちこちで飛び交うことが常だったが、今年は2月の開催となった
そして何よりも、第11回大会(1970年)から宮の森で開催され続けてきたが、今年から大倉山に舞台を移した。
大倉山に移った理由は「世界のジャンプ大会はノーマルヒルからラージヒルに移行する流れがあることから」ということらしい。
ただし、この大会は「若手ジャンパーの登竜門」的位置づけでもあるので少年組のみならずジュニア組の設定がある。昨年までは10人程度が出場していたが、ラージヒルに移ったこともあり今年の出場はわずかに4名。(プラス女子組1名)
これはちょっと寂しい。
そのジュニア組は、2本目に唯一のK点オーバーとなる124.5mを飛んだ坂野旭飛が逆転優勝。
なお、旭飛くんは雪印OBの坂野幸夫さんのお子さん。
ちなみに2位の中村正幹は中村直幹の弟。4位の森恢晟は複合の森敏さんのお子さん。
女子組は、茂野美咲が3日前のTVh杯で2.0m更新して出したパーソナルベスト133.5mを、この日の1本目で更に2.0m更新する135.5mの大ジャンプで快勝。
TVh杯の133.5mは29番ゲートで91.8km/h。この日の135.5mは30番ゲートで93.0km/h
かなりの高速設定ではあるけど、TVh杯で受けた強い向かい風は合わせるのが大変だったと思うし、この日は大倉山にしては風がなかった。強さは本物だ。
でも、これだけの高速設定にもかかわらずK点越えは茂野の1本だけ。
2本目トップの小林諭果も121.0mでK点に2.0m足りていない。
全体的にちょっと物足りなさが残った。
それだけに、同じゲートでK点オーバーの坂野旭飛くんがキラリと光る。
女子組
1 茂野 美咲(CHINTAI)
2 小林 諭果(CHINTAI)
3 大井 栞(早稲田大学)
4 岩佐 明香(大林組)
5 渡邉 陽(東海大学)
6 勢藤 理桜(下川商業高校)
ジュニア組
1 坂野 旭飛(札幌栄南中学校)
2 中村 正幹(札幌宮の森中学校)
3 高田 雄生(札幌宮の森中学校)
4 森 恢晟(札幌福井野中学校)
女子組で中学生として唯一出場したのは、全中を制したばかりの一戸くる実。
結果は14位。
14 一戸 くる実(千葉花園中学校)
表彰式
女子組
女子組最長不倒賞 茂野 美咲(135.5m)
ジュニア組 (雄生くん、ごめんなさい)
ジュニア組最長不倒賞 坂野 旭飛(124.5m)
ジュニア特別奨励賞 坂野 旭飛
旭飛くんの奨励賞は2年連続だね。
ちなみにプレゼンターは岡部孝信コーチ。
マスコミ様の高い壁の向こうで行われる表彰式。
割とお客さんが入っているように見える。
例年通り雪印社員の動員があったことに加えて、道内各地のジャンプ少年団(札幌、小樽、余市、旭川、上川、下川)が応援に来ていたのでそう見えるけれど、それがなかったらどうだったか。
ところで、この大会が宮の森NHから大倉山LHに変更されるにあたり、出場できなくなるであろう中学生たちの為に、斉藤浩哉氏が余市町に働きかけ『雪印メグミルク杯ジュニアジャンプ余市大会』を新設し2020年1月19日に開催される運びとなったという記事が北海道新聞に出たのは昨年の10月頃だっただろうか?
ところがこの大会、雪印のサイトにも余市町のサイトにもどこにも何にも載ってなくて、実際に開催されたかどうかも定かではない。
なんとなく開催されていないっぽいんだけど…
追記:2月23日・24日に開催されたようです。
少年組・成年組へ続く