スキージャンプFISワールドカップ2025/26女子個人第21戦札幌

ニカ・プレヴツが札幌で初勝利 日本勢最高位は丸山希の4位 

22nd World Cup Competition
  • 2026年1月24日(土)
  • 札幌(JPN)
  • Large Hill Individual
  • HS137/K123

Official Results

1  ニカ・プレヴツ(SLO) 279.4pt
2  アビゲイル・ストレイト(CAN) 273.9pt
3  アンナ-オディヌ・ストローム(NOR) 260.3pt
 
4  丸山 希(北野建設SC) 256.7pt
11  高梨 沙羅(クラレ) 232.1pt
12  勢藤 優花(オカモトグループ) 228.8pt
18  伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 210.0pt
19  宮嶋 林湖(松本大学) 209.2pt
23  一戸 くる実(雪印メグミルクスキー部) 204.9pt
26  中山 和(日本ビールスキー部) 185.5pt
29  佐藤 柚月(東京美装グループスキー部) 180.8pt
36  斎藤 優(LuFT) 85.3pt
   岩佐 明香(大林組スキー部) 予選41位
   岩崎 里胡(戸田建設株式会社) 予選42位
   櫻井 梨子(あいおいニッセイ同和損保) 予選44位

予選リザルト 本戦リザルト


ニカ・プレヴツが接戦を制し今季12勝目を挙げた。

時折強い追い風が吹くコンデション。プレヴツの飛距離は1本目129.0m、2本目128.0mと、いずれも130mに届いていない。
一方、2位のアビゲイル・ストレイトは1本目132.5m、2本目130.0mと、いずれも130mを超えてきた。

両者の最終的な差は5.5pt。
勝敗を分けたのはプレヴツが6.0pt上回った飛型点。
流石はプレヴツ。勝ち方を知っている。

兄ペテルは札幌で4勝、ドメンも3勝を挙げている。
対してニカは通算34勝目にして、これが札幌での初勝利。これまでは6位が最高で表彰台すらなかった。
これからは兄たちのように勝利を重ねていくのだろうか。

Top10 & Team Japan

1 ニカ・プレヴツ(SLO)
2 アビゲイル・ストレイト(CAN)
3 アンナ-オディヌ・ストローム(NOR)
4 丸山 希(北野建設SC)
5 セリーナ・フライターク(GER)
6 ハイディ-ディレ・トゥルーセル(NOR)
7 リサ・エダー(AUT)
8 アグネス・ライシュ(GER)
9 エイリン‐マリア・クバンダル(NOR)
10 ニカ・ヴォダン(SLO)
11 高梨 沙羅(クラレ)
12 勢藤 優花(オカモトグループ)
18 伊藤 有希(土屋ホームスキー部)
19 宮嶋 林湖(松本大学)
23 一戸 くる実(雪印メグミルクスキー部)
26 中山 和(日本ビールスキー部)
29 佐藤 柚月(東京美装グループスキー部)
36 斎藤 優(LuFT)

1本目をニカ・プレヴツに次ぐ2位で折り返し、札幌での初表彰台も見えていた丸山希。
2本目はコーチリクエストによりゲートを1段下げたがHSの95%である130.0mに3.5m足りずに加点を得られず結果は4位。

報道によると、金城芳樹ヘッドコーチには、丸山が過去に大倉山で大怪我を負ったことなどから、敢えてゲートを下げることで怪我のリスクを避け、本来の思い切りの良いジャンプを引き出そうとする狙いがあったとのこと。
結果的にうまくいかなかったが、こういうこともある。騒ぐようなことではない。

それよりも、130.0mに届いた1本目を称賛しよう。
テレマークこそ上手く決められなかったが、27番ゲートで飛んだ6人の選手(プレヴツ、丸山、エダー、ストローム、フライターク、ヴェストマン)で130mに届いたのは丸山だけだ。

本人も、この1本目にはかなり手ごたえがあったようで、やりたいジャンプを100%にくらい表現できたとコメントしている。
今季の丸山のコメントは、順位よりも内容で自己評価をしているものが多く非常に前向きだ。
それもまた、好調の秘訣なのかもしれない。

表彰式

2位のアビゲイル・ストレイトは、2戦連続、今季5度目の表彰台。
3位のアンナ-オディヌ・ストロームは、今季6度目の表彰台。
共に今季1勝を挙げている。

日本勢では、高梨沙羅がK点オーバーを2本揃えてみせた。
追い風が強まったこの試合で2本ともK点に届いたのは9人。その中では最下位の11位だが、ここのところ評価されつつあったテレマークが厳しい判定を受けてしまった。

日本シリーズ初戦の蔵王の予選が中止となったこともあってワールドカップ初出場を果たした斎藤優。今度は、しっかりと予選を通過しての本戦出場を果たした。
36位で2本目進出はならなかったが、予選よりも「自分らしく飛べた」と手ごたえを感じた様子。

一戸くる実は蔵王初戦に続いてポイントを獲得。
中山和は今季初ポイントを獲得。
勢藤優花、宮嶋林湖、伊藤有希、佐藤柚月ら、全部で8名の選手がポイントを獲得した。

WC総合順位

ピックアップ ギャラリー

今季限りでの引退を表明しているカタリナ・シュミット。
札幌では優勝1回を含む6度の表彰台がある。

その姿をもう見られなくなると思うと寂しい…

そんなアルトハウス、もとい、シュミットをはじめ、遠い遠いSapporoまで遥々やってきてくれた海外選手たちに敬意を表し、下手な写真ではあるが例によって何人かをピックアップ。

14 カタリナ・シュミット(GER)
15 フリダ・ヴェストマン(SWE)
16 ユリア・ミュールバッハ―(AUT)
17 ギダ-ヴェストヴォルド・ハンセン(NOR)
21 ジョセフィーヌ・パニエ(FRA)
22 ジョシー・ジョンソン(USA)
24 マルティナ・ザニッツァー(ITA)
25 ユリアーネ・ザイファルト(GER)
27 エメリー・トラッツア(GER)
30 カトラ・コマール(SLO)

ここ数年の女子札幌大会の中では、お客さんの数が随分と少ないと感じられた。
特に、帰りのバスの列の短さにはちょっと驚かされた。
丸山希が勝利を重ね、オリンピック直前期でもあるというのに…