2018/19 FISスキージャンプワールドカップ女子個人第7戦札幌

札幌の恋人ルンビ 今季初優勝 高梨沙羅8位

2019年1月13日(日) 札幌(JPN)HS137/K123 

 

 

8th World Cup Competition 

 マーレン・ルンビ(NOR)  229.8pt  128.0m  133.5m
 カタリナ・アルトハウス(GER)  210.5pt  126.5m  126.0m
 ユリアーネ・ザイファルト(GER)  206.5pt  128.5m  122.5m
 
8  高梨 沙羅(クラレ)  175.8pt  116.5m  110.5m
10  伊藤 有希(土屋ホームスキー部)  170.9pt  109.5m  120.0m
17  丸山 希(明治大学)  143.6pt  106.0m  107.0m
24  岩渕 香里(北野建設スキークラブ)  114.8pt  91.5m  99.0m
32  岩佐 明香(日本大学) 40.6pt 88.5m  
   勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ)  予選失格 スーツ  

予選 リザルト オフィシャル リザルト


 

マーレン・ルンビが今季7戦目にして初優勝。
1本目でトップに立つと、2本目でも133.5mのビッグジャンプでライバルたちを突き放し、2位に19.3ptの大差をつけ圧勝した。
ルンビの札幌大会での優勝は3年連続4回目。優勝インタビューで「将来は札幌に住みたい」なんてリップサービスも出るぐらい相性がいい。

 

前日よりは雪が降らなかった分穏やかに感じられたが、向かい風が強弱織り交ぜて吹く様はこの日も変わらず、前日同様にゲート設定はやや渋め。
K点に届いたのは前日の6本と大きく変わらず8本。
前日優勝したイラシュコですらK点に届かず、逆にK点オーバーを2本揃えた3人が、その帰結として表彰台に立つこととなった。

 

この2日間で最も印象に残ったのはザイファルト、ピンケルニッヒ、ルンガルディエールの3人。
ザイファルトは難しい条件下のラージヒルで2日連続の表彰台。
その実力はいよいよ本物で、正直彼女がここまで好結果を残すとは全く思っていなかった

 

ピンケルニッヒは、土曜5位、日曜4位といずれも表彰台に手が届きそうなパフ―マンスを見せた。
この日は、一人だけ飛びぬけて条件が良かったことも手伝って予選を2位で通過しており、「ひょっとして勝っちゃうかも」と期待させてくれた。

 

ルンガルディエールは金曜から好調で、前戦の記事で注目選手として取り上げたところ、この日はさらに調子を上げて今季初のシングル。というか、2015/16ラハティでの9位以来のシングル。

 


 


① マーレン・ルンビ(NOR)

 


② カタリナ・アルトハウス(GER)

 


③ ユリアーネ・ザイファルト(GER)

 


4 エバ・ピンケルニッヒ(AUT)

 


5 ダニエラ・イラシュコ-シュトルツ(AUT)

 


6 ラモーナ・シュトラウプ(GER)

 


7 アンナ-オディヌ・ストローム(NOR)

 


8 高梨 沙羅(クラレ)

 


9 エレナ・ルンガルディエール(ITA)

 


10 伊藤 有希(土屋ホームスキー部)

 


17  丸山 希(明治大学)

 


24 岩渕 香里(北野建設スキークラブ)

 


32 岩佐 明香(日本大学)

 


 

前日は11位に終わり、「ことごとく試していることが失敗続きで、モチベーションを保てずにいる」とコメントした高梨沙羅。シーズン中にこんなコメントを言っちゃうんだって、かなり驚かされた。
この日は前日より順位を上げたとはいえ、内容的にはどうだろう? 特に2本目は見ていてちょっとショックを受けるほど良くなかったように思える。

 

表彰式


アルトハウス、ルンビ、ザイファルト

 


ルンビ

 


 

前日まで手こずっていたように見えたリディア・ヤコブレワは、ようやく大倉山とかみ合ってきた。前日は27位。この日は18位。

 

そんなヤコブレワをはじめとして、遠い遠いSapporoまで遥々やってきてくれた海外選手たちに敬意を表し、下手な写真ではありますが個人的な好みで何人かをピックアップしてみました。

 


11 カリーナ・フォークト(GER)

 


12 ニカ・クリジュナル(SLO)

 


13 ソフィア・チホノワ(RUS)

 


14 キアラ・ヘルツル(AUT)

 


16 ウルサ・ボガタイ(SLO)

 


18 リディア・ヤコブレワ(RUS)

 


21 ララ・マルジナー(ITA)

 


23 マヤ・ブティッツ(SLO)

 


26 ヤルネイヤ・ブレシル(SLO) 

 


 

集客の為にいくつかの施策を打った今季の札幌大会。
昨年までの宮の森から大倉山に場所が変わったので、見た目で客入りを比較するのはなかなか難しいんだけれど、どうでしょう? 今までより増えた?

 

コンサドーレにより会場にDJが派遣されるとのことだったが、女子札幌大会では既に2013/14大会から土曜日のみDJが会場で流れている。
今季もそれは従来通りで、コンサドーレによるDJ派遣は日曜日のみ。

 

札幌スキー連盟には、元々優れた場内MCがいて試合を盛り上げてくれている。
2013/14大会からDJが導入されたとはいえ、場内MCがなくなるわけではなく、MCとDJの両方が会場に流れるという謎仕様。
しかもこれ、MCとDJが別場所で喋るためか、せっかくのMCの実況にDJがかぶせて喋ってしまい大事な情報が聞き取れないという謎が謎を呼ぶ謎仕様。

FMノースウェーブのDJを流す新しい試みは悪くはなかったが、競技を行っていない時間だけにとどめるべきであり、青野さんらの場内実況に被せるのはいかがなものか?
ランディングバーン横の観戦エリアからは電光掲示板も大型モニターも見えないので、飛距離、ポイント、順位といった情報は場内実況で得るより他ない。
そこに横からごちゃごちゃ被せられたら肝心な情報が聞こえないんだよ!
会場を盛り上げることは必要だけど、競技そのものを楽しむことがまずは第一。
その邪魔をしてまで無理やり観客を煽るのは本末転倒。
なぜこのような音声多重放送を行ったのか、まったくもって理解に苦しむ。

2013/14 FISスキージャンプワールドカップ個人女子第6戦札幌(2014.01.11)

 

 

今回導入された日曜日のDJは、MCとDJが同じブースの中できちんと役割分担しながら進行していく。よって、両者の音声が被ってしまうということは無い。
私は圧倒的に、日曜日のやり方が良いと思うけど…

 

でも、元々いる優れた場内MCさんたちの出番を削ってまでDJを導入する必要ってあるのかな?
DJさんたちはスキージャンプのことをあまり知らないようなので、けっこうピントがずれたこと言ったりするんだよね…
盛り上げることも大事かもしれないけれど、場内放送で必要なのは「情報」
情報がないと競技観戦としての面白さが半減してしまう。