ルンビがアルトハウスに競り勝つ 高梨沙羅3位
2018年1月13日(土) 札幌(JPN)HS100/K90
8th World Cup Competition
1 | マーレン・ルンビ(NOR) | 252.9pt | 95.5m | 93.5m |
2 | カタリナ・アルトハウス(GER) | 248.6pt | 93.5m | 96.0m |
3 | 高梨 沙羅(クラレ) | 238.2pt | 93.0m | 93.0m |
4 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 237.3pt | 93.5m | 91.5m |
11 | 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ) | 205.1pt | 87.5m | 90.5m |
15 | 岩佐 明香(日本大学) | 194.4pt | 87.0m | 85.5m |
27 | 小林 諭果(CHINTAIスキークラブ) | 171.9pt | 81.0m | 84.0m |
28 | 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) | 171.0pt | 75.0m | 79.5m |
36 | 鴨田 鮎華(下川商業高校) | 73.3pt | 72.0m | |
岩渕 香里(北野建設スキークラブ) | 本戦失格 | SUIT | ||
丸山 希(明治大学) | 予選落ち | 43位 | ||
大井 栞(札幌日本大学高校) | 予選落ち | 47位 | ||
御家瀬 恋(下川商業高校) | 予選落ち | 49位 | ||
瀬川 芙美佳(下川商業高校) | 予選失格 | SUIT |
イエロービブの二人は、はっきりと高さと速さが違った。
高さとは、もちろんフライトの高さのこと。そして速さとは、完了の速さのことではなくて前へ進むスピードのこと。つまり推進力。
カメラを構えていて、この二人だけが一段高いところから飛び出してきたので焦った。
なんとか高さを合わせてファインダーに納めてはみたものの、今度は飛行スビートの違いに焦る。沙羅や有希と比べても前に進む速さが全然違う。
男子の札幌大会で以前書いたことがあるが、男子の強豪のフライトは「低くて鋭い」
低いという言い方が正しいかどうかはわからない。実際は高いので。
でも直線的に進む分、高さを感じない。
ストッフもクラフトも今季好調のフライタークもフライトは極めて直線的。
一方、国内の選手などは、高く上がりはするが前に進む力が弱く、飛行曲線は曲線的。
宮の森や大倉山のように向かい風が強い台であれば、風に当たれば高く上がった分だけ距離を稼げるが、風がなければそのまま落ちる。
追い風傾向である海外の台では曲線的なフライトでは通用しない。
低く鋭い飛行曲線で、追い風をものともせずに前に進む男子の強豪選手並みのジャンプをしているのが今季のルンビとアルトハウスだと思う。
① マーレン・ルンビ(NOR)
② カタリナ・アルトハウス(GER)
③ 高梨 沙羅(クラレ)
4 伊藤 有希(土屋ホームスキー部)
5 イリーナ・アバクモワ(RUS)
6 ウルサ・ボガタイ(SLO)
=7 カリーナ・フォークト(GER)
=7 キアラ・ヘルツル(AUT)
9 ララ・マルジナー(ITA)
10 チャン・シニュエ(中国)
11 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ)
15 岩佐 明香(日本大学)
27 小林 諭果(CHINTAIスキークラブ)
28 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ)
36 鴨田 鮎華(下川商業高校)
失格 岩渕 香里(北野建設スキークラブ)
ここが宮の森であることを疑ってしまうほど無風状態だった試技。
試合が始まると徐々に風が出てきて2本目には数値上は結構な向かい風が吹いた。
それでも、いつもの宮の森に比べると全然穏やか。
ということは、いつもの国内戦ってどんだけ強い風の中でやっているのか。
そんな宮の森ではよく中国選手が合宿している。
この試合最大の衝撃は岩渕香里のスーツ違反ではなく中国のチャン・シニュエ。
昨日は予選8位で驚かせ、この日はなんとトップ10。
① マーレン・ルンビ(NOR) ② カタリナ・アルトハウス(GER)
③ 高梨 沙羅(クラレ)
① マーレン・ルンビ(NOR) ③ 高梨 沙羅(クラレ)
③ 高梨 沙羅(クラレ)
遠い遠いSapporoまではるばるやってきてくれた選手たちに敬意を表し、下手な写真ではありますが個人的な好みで何人かをピックアップしてみました。
12 ラモーナ・シュトラウプ(GER)
13 ジャクリーン・ザイフリーズベルガー(AUT)
14 ユリアーネ・ザイファルト(GER)
19 ダニエラ・ハラランビエ(ROU)
22 ニカ・クリジュナル(SLO)
23 アビー・リングクイスト(USA)
24 ユリア・キッカネン(FIN)
26 マヤ・ブティッツ(SLO)
31 シュペラ・ロゲリ(SLO)